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【プロ野球】

広島・堂林、三塁再挑戦へ意欲 10年目の決意

2019年1月28日 紙面から

三塁でノックを受ける堂林=宮崎県日南市で(田中哲撮影)

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 広島の堂林翔太内野手(27)が27日、三塁再挑戦へ意欲を示した。宮崎県日南市内で行われている先乗り自主トレから本格的に着手し、この日は特守を敢行。2016年を最後に出場のないかつての定位置で、出場の可能性を広げていく。

 強い決意が行動に表れていた。特打を終えると天福球場の室内練習場へ。三塁に就き、タブレットで動画を撮影しながら約20分間、ノックを受け続けた。プロ10年目の再挑戦へ「もう一つ幅を広げるために、やりたい気持ちは強い」と並々ならぬ覚悟をにじませた。

 スローイングに課題があり、17年からは一塁と外野でしか出場がない。昨秋のキャンプでは二塁にも挑戦したが、今年に入り一大決心した。「正直、今までモヤモヤはあった。自分でもう一回やりたい気持ちを伝えるのはありかと思う」。キャンプインの時点で首脳陣に思いを伝える。

 まず、スローイングの改善に重点を置く。特に意識するのは下半身だ。「いい意味で横着に。どうしても縮こまっちゃう部分がある。そこを打破しないとできるとは思ってない」

 打撃面でも、昨秋から足の上げ幅を小さくした新フォームに手応えを示しつつある。一塁には松山ら好打者がそろい、外野には巨人から長野が加入。レギュラー不在の三塁で安部らと争い、出場の可能性を高めていく考えだ。「2月1日から、ヨーイドンでアピールしなければいけない立場。1年間1軍に居続けられるように、チームの力になれるように」。勝負の年へプリンスの目はギラついている。

 

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