(cache)「本当に真っ白になっちゃった」 玉鷲が初優勝一夜明け会見 : スポーツ報知

「本当に真っ白になっちゃった」 玉鷲が初優勝一夜明け会見

2019年1月28日11時49分  スポーツ報知
  • スポーツ報知本紙を手に一夜明け会見を行った玉鷲

 大相撲初場所で初優勝を飾った玉鷲(34)=片男波=が28日、東京・墨田区の片男波部屋で優勝一夜明け会見に臨んだ。昨晩からの睡眠時間は2時間半と眠い目をこすりながら、師匠の片男波親方(元関脇・玉春日)を横に喜びの瞬間を振り返った。一問一答は以下の通り。

 ―昨日から今日を経て、今どんな気持ち

「まだなんか、優勝したことが信じられないですね」

 ―実感が湧いて来ない?

「そうですね」

 ―天皇賜杯を受け取った。どんな感触だった?

「やっぱり重いですね。ハハ」

 ―一度は優勝してたかったと

「そうですね」

 ―その夢が叶いましたか?

「そうですね。やっぱ夢がかないましたね」

 ―優勝はいつ、意識した?

「最後の3日間だと思いますけど。3日間。そこまでは、普通だったんですけどね。だんだん固まってきて」

 ―それは先頭に並んで、それから先頭に立ったから?

「そうですね、はい」

 ―優勝争いはどんな感じ?

「いいすねぇ。へへへ」

 ―やっぱりトップは気持ちいい?

「はい、気持ちいいす」

 ―14日目、貴景勝関が先に勝った。あの時の気持ちは?

「本当に、正直勝ってきたので、次、勝たなくちゃと思って。で、思って土俵の上に上がったんですけど、本当に真っ白になっちゃったですね。どうしよ。あれ、俺どうやって相撲とるんだっけって。本当おかしくなったっすね。で、もっかい仕切り直して一からしっかり考えながら、左、右、で、当たりました」

 ―真っ白になった事って、今まである?

「ないです。本当に、想像できないくらい真っ白だったですね」

 ―一度「待った」があった。あそこで戻った?

「はい。そうですね。あの待ったがもう…手つく前に、もうなんか、あれあれ、なんかおかしいなって。でそこで止めて」

 ―よくあそこで止まった

「そうですね。ちょっと手ついての待ったはあったけど、手つく前の待ったはなかったんで、たぶん初めて」

 ―千秋楽の気持ちは14日目と比べて?

「いや全然楽に。千秋楽の方が緊張するかなあと思ったけど、そうじゃなかったですね」

 ―遠藤関と千秋楽。会場の雰囲気がすごかった。感じていた?

「感じてました。鳥肌になるくらい。ヘヘヘ」

 ―勝った瞬間というのは?

「なんか、ハハ、胸がだんだんあがっちゃって。気持ちかったですね」

 ―勝ち残りで、土俵下にいたときの気持ちは

「そうですね、でも、なんか、自分の気持ちそこで出しちゃあんまよくないな。前の、あと2人相撲取りもあるから。そこで影響がないように」

 ―師匠が土俵下にいた。顔を見たときどんな気持ちに?

「なんか、こう、(親方が)タオルを(涙を拭いていた)」

 ―入門から15年。こんな日が来ると思ってた?

「思ってなかったですね」

 ―両親の前で決めることができた

「ほんとに最高ですね」

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