日本マクドナルドは11月30日、高級バーガー「グラン」シリーズなどのバンズで、生地を手で丸めるとしていた工程を省いていたことが分かったと発表した。生産委託しているフジパン(名古屋市)などの工場で、人手不足や良品率の維持を優先するため、工程が省かれていた。
日本マクドナルドは「再発防止のため、バンズ製造工程の管理強化に努める」とのコメントを発表した。工場の監査回数を2倍にするなどの対策を決めたという。
バンズの製造は22工程あり、そのうちの「手丸め成型」が省かれていた。製造する6工場のうち、3工場で省かれていた。期間は最長で2017年4月から18年10月まで。全体の25%で生地を手丸めしていなかった。
日本マクドナルドの自主監査で、製品仕様と異なっていたことが判明した。食味や安全性には問題はないとしている。
バンズの生地の手丸め成型は、商品の訴求ポイントの1つだった。日本マクドナルドは「お客様にお伝えしていた製法と異なるバンズを使用した商品が一部ございましたことを心よりおわび申し上げます」とコメントした。
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