最初のガノンドロフと、7年後に長髪になっているのと、 最後のガノン、3形態を作りました。 ガノンドロフには、いちおう、モデルがいるんですよ。 クリストファー・ランバートのイメージを 頭のなかに置いてて・・・。 でも、かなり違っちゃいましたけれどもね。 ゼルダでガノン、といえば、前作はブタだったんだけど、 今回話し合ったのは「ブタじゃないだろう」と。 「ブタにはしたくない」ってのがありました。 でも最後はやっぱりブタにすべきかどうか、ということで、 自分もかなり悩んでました。 宮本さんがどう思ってるのか、 ずっと知りたかったんですけど、 宮本さんにはそういうこだわりはないということが 最後になってわかったので、じゃあ、もう自由にやろうかな、 っていう気持ちになりましたね。 今回のストーリーは本当のオリジナルではなくって、 前作のスーパーファミコン版に出てきた 「七賢者の封印戦争」を扱っているんだ、という、 いわば「裏」の認識があったんで、 いちおう前作のブタっぽさを、 ちょっとでも残しておくのが正解かなと思って、 「ブタの感じ」を入れた獣にしました。 だから、その意味じゃやっぱり「ブタはブタ」ですね。 変身するときに顔面のアップになると、 隠しきれないブタの感じが残っていますね。 ただ、スタッフのあいだでは、風邪薬の「改源」って あるじゃないですか、 あの「カゼの神さま」ってキャラクターね、 あれだって呼ばれてます(笑)。 「カゼひいてまんねん」やね、って。 (キャラクターデザイン・滝澤 智さん) 今回は、ところどころに声が入っているんですが、 最初にあの画面をみたガノン担当の声優さんが、 ガノンのことを、すごい悪党の感じでイメージされていて、 いかにも悪そうな男の声にしたんです。 それを聞いたあとで、声優さんには そういうんじゃなくて、ワルはワルでもかっこいい、 シブいワルの声にしてくれ、とお願いしました。 (シネマシーンディレクター・森 直樹さん) |