女の子が本当に主人公のアニメって、ないなー - Togetter
↑これについて書くのでみんな読んでからこのブログ読んでね。
先に結論から言います。
人の心を持て。
みんな、ね。
※ネット民に人の心を期待するな!!という人はもうこのブログすっとばしてこっち↓みたほうが早いかと。それに関する考察を書いてるので。
※この騒動ようしらんけど、こんないい女の子主人公アニメあるぞ!!!!!みてくれ!!!!
という話をしたい方は人の心がしっかりある方なので言うこと無しです。Uターン願います。
そういう人たちはハーモニー見てや
伊藤計劃の、SFだけど女の子が三人出てきてかっこいいしハードボイルドなクソいい小説でアニメもあるから。ハイ終わり。
(2019/01/27 9:23 追記)
最初は擁護したけどその後のツイ主の反応見てると…………うううん…………というところはありますんで、ちょいと内容変えました。
ネット炎上全般に言えることなので、よければ。
以下目次
①騒動のあらまし
ざっくりと。
②解説:なぜすぐに「理論」で話すのか?~理論武装のネット社会~
そも、炎上の問題点。批判者に対する批判。炎上当初に書いた部分
③解説:人の心が欲しければ、自らが人の心を持て
大きく追加した部分。発言者に対する批判。炎上が続いたうえで思った部分
④解説:オタクなら気持ちを語れ
議論したいならいいけど、斜に構えないでね
⑤おわりに:人の心を持ちましょう
みんな。ね。発信者も受信者も
※注意
ここにはツイート主の発言そのものの正しさや、それに対する反証は一切考慮しておりません。ここで取り上げるのは、「このツイートに対する皆の反応の仕方」に関する話なのであしからず
①騒動のあらまし
まずツイート主が「女の子主人公のアニメってないよねー」って言い出したところから始まります。
だもんでこれに色々と反論がつき、「いやいや、あるでしょ笑」という意見が出てきて、そこからさらに「いや、言いたかったのはそうではなく……」という話をしたらなぜかプチ炎上しているというお話です。
②解説:なぜすぐに「理論」で話すのか?~理論武装のネット社会~
これ、まあ個人がワーワーいってるだけなので、ぶっちゃけここまでブログ書いて解説することじゃねぇかもしれねぇんですが、僕から見てると十分こえーなとしか思わんのですよ。
以下が問題点です。
①ただの素人の呟きに正しい理論を求めている
②理論が違うツイートを正すには、見知らぬ人に暴言を吐いていいと思っている
③「気持ち」がガン無視されている
それぞれの項目に関して後述で詳しく記載させていただきますが、ようは「ただの素人の見知らぬ一般人に何をそこまで求めてるの?」ということです。
友達に話すときこんな話し方するでしょうか?
文脈読むと思うんです。
しかも友達どころか初対面………………
ちゅうはなしですよ。
たぶんここまで言ってもわからん人にはわからんので詳しく書きますね。
①ただの素人の呟きに正しい理論を求めている
相手はドシロートです。べつだん発言に影響力がある人でもなければ、業界人でもなく、政治家でもありません。
しかも発端は、ただのつぶやき、それこそ、世間に発信する意図があったわけではなく、ただ身内向けのツイートだったかもしれません(まあ、たぶん最初から何千RTされることを想定して呟いている人はいないと思います。ただこれも反証はある。後述します。)
今後のアニメ業界を背負っていく人でもなければ、今後のジェンダー論を支えていく大学教授でもありません。
だのに、RTが増えたことでさもその人が発言力があるように捉え、粗があったらイカンと思い出す。
「ネットも公共の場なんだから誤解のない発言をするべき」論者です。
そういうひとが、「公共の場」を意識しているようなアカウントだったこと一回もないですが………………………
この理論は明らかにおかしいんですよね。
ただのドシロートです。間違った理論を持っていたことで、アニメ業界が損を被ることも、ジェンダー論が崩れることもありません。
ただ、ぼんやり呟いた呟きを、たまたま目をつけられてRTされまくった。それだけです。
たぶんこの理論(ネットは公共の場!!)、このツイートが拡散されると世間のイメージが変わるではないか!!?!?という理論だと思うのですが、そうであれば、ベクトルを向けるべきは世間に対してであって、「こういうツイートがありますが、実際は違うんですよ!」とか、「世間に対して誤解を解く」ということは別にいいと思うんですが、「ツイート主を正そう」としているのは違うんじゃないか?ということです。
ただ、この記事書いた当初は「ちょっとしたつぶやきにかみついてきてその対応に追われているツイ主」という感じかと思ったんですが、今はツイ主がすべてのつぶやきや質問箱にきっちり自分の意見を返して、「自分の理論はこうで…」と事細かに語っているので、たぶん今になって「ツイ主を正すな!!!!!」というのは無理です。
そもそもツイ主も理論を語りたかったみたいですし…
②理論が違うツイートを正すには、見知らぬ人に対して暴言を吐いていいと思っている
ここが「明らかにやべーこと」です。これは、あかんと思います。いつであれ。
そしてさらにそれで正義面してるのがやべーことです。本当に。
理論が明らかに違う人に対して、理論を正してあげることはたしかに大事かもしれません。
そして、ネット上で何千何万の人々の目にさらされる以上、誤解はもちろん生じますし、どれだけ気を付けても相手に違った意図で伝わることもあります。相手を怒らせるような意図で伝わってしまうこともあります。
だけど「リプライで」あるいは「引用RTで」直接届く形で「頭悪すぎ笑」とか言うのは明らかにおかしいですよ。
本当に、本当に何度も言いますが「向こうに何の影響力もないただの見知らぬ一般人がいることをわかってるか?」「ただのつぶやきであるってことをわかっているか?」ってことなんですよ。
なんでも攻撃ととらえすぎです。
僕はもちろん芸能人や発言に影響力のある人に対しても暴言吐いちゃいかんとは思ってますし、ダメです。
が、「影響力ある人はもうちょい発言気を付けてよ!!!」という気持ち自体はわかるので、理解はします。ただ肯定はしません。暴言、という行動自体は理解しませんが。
つまり「影響力のある人がこういうこと言っちゃうのは不味いよね」という建前すらないという話です。
イヤイヤ、まあ、ネットはそういうもん、とは、僕も20年ちかくネットサーフィンして「クソガキ乙wwww」「百年ROMってろ」とかさんざいわれて涙を飲んだので、ネットはそういうもん、とは、わかっちゃいますが、だからやってオーケー!
じゃねーよ!!!!!!!!
って話です。
③「気持ち」がガン無視されている
ツイート主は人間です。
人間なので、当然理論に穴もあります。当然、言葉でうまく伝えきれないこともあります。
だもんで、コミュニケーションってのは通常そこのギャップを互いに埋めていくことで成り立ちます。
「あなたが言いたいのはこういうことですか?」「違うのか、じゃあこうかな?」「こうだったね!」と。
そしてそこにはもちろん気遣いが発生します。
「こちらが誤解をしていたら申し訳ないのですが………」
とか。そういう枕詞をつけて話すもんだとおもうんですが。
なのに、あたかもAIみたく「ビー~ーーッ!エラーを検知!!!この文章は間違っています………ガガガ」みたいな人々が群がって騒いでいる。
そこには全く「相手を理解しよう」というフェーズがない。そして自分達がされたくないことをしてはいけない、という発想がない。
「女の子が主人公のアニメないよね~」というだけではなくて、「女の子のための女の子が主人公のアニメというか……」というところまで向こうは主張しているのに、「最初は女の子が主人公のアニメがないといった!!!!!!!!発言を変えた!!!!!!!!!!!!!!!!」とか、政府答弁でもやってんのか??
相手を政治家のお偉いさんとでも勘違いしてるのか??
Twitterです。
ツイート、「呟き」です。ただの。
加えて、相手は見知らぬ一般人です。「初対面の一般人」ですよ。
電車内で友達と「女の子が主人公のアニメってないよねー」っていってたらいきなりしらんおっさんが「いや、あるんだが?????君間違ってるよ?????」って言ってきたら誰でも「うわ…………なにこいつ」ってなるし、おっさん、おかしいな、ってなるのになんでネット上だととたんに「おっさん正しい!!!」「よう言った!!!!!」になるんですか?
「ネットと電車内では違います~!」じゃないんだよ。やってることはほとんど一緒だよ。
なのに「うわ………なにこいつ……あの……いきなりなんですか……?」とかいったら「はいでた説教wwwwwwww」とか言い出すおっさん。
これ明らかにおっさんがおかしいですよね・・・?
ちなみにここでは「理論の正当さ」は全く関係ありません。
相手は一般人なんだからいくら正しいことでも気遣いがなければ暴言だらけなら相手が怒るのは当たり前って話です。
もちろんネットは自由の場ですし、間違った人間がいれば正すべきかもしれません。
ただ、それにしても、オーバーキルすぎるんですよ。
明らかに正すだけで収まらず、普段のストレスや鬱憤をぶつけている。
最終的に言いたいのは、「相手を正したいのであれば、丁寧な物言いでいいましょう」ってことです。
これ、そんなに難しいかな………?
反論来てとてもビックリするんだけど………
いやほんとにさ……………人の心を持とうよ………………………………
ともかくネット社会はあまりにも「理論」を重視しすぎです。
理論があってればキレてオーケー!ボコってオーケー!
違います。
理論を語るにしても最低限の気遣いが必要です。
何度か言いますが理論を否定しているわけではありません。
理論を語るにしても、そこに負の感情をプラスしていい免罪符にはならないよ、ということです。
けど絶対逆のやられたらブチキレるとおもうんですけどね、ボコってるひとたち。
みんな「気持ち」は絶対あるとおもうんですが……………………………忘れてるのかな
③解説:人の心が欲しければ、自らが人の心を持て
ただ、問題はここからです。
「気持ち」というのはトレードオフです。
一方的に求めてはいけません。
負の気持ちをぶつけたら負の気持ちが返ってくるのは当たり前で、先述したのは、「批判者が負の気持ちぶつけたら、そら発信者から負の気持ちが返ってくるよ」という話でした。
しかしそれは逆もしかりです。
発信者が延々と煽ったり暴言を吐いてよい理由にはなりません。
それをするのであれば、暴言か返ってくるという前提で返さねばなりません。
「暴言を言わないで!」という人の優しい心を求めるのであれば、自身も「暴言を言わない」という優しい心を持たねばなりません。
暴言を吐く人に対してまでも、優しい心を提供してくれる人はお母さんぐらいなものです。
このブログに対して、「ママに頼め」という一言だけのリプライをいただいたことがあります。
発言の真意を聞いたところ、「自身の発言について、気持ちをまず理解して丁寧で優しい母のような共感を期待するのは肉親以外にするような事ではない」というとこです。
一応この上記のツイートが元らしいです。
つまり、「ある発言に関して最初っからすべてわかってもらうなんてことは無理だし、かつそれをすべて優しくしてもらうのは母親以外にやってくれんでしょ」ってことです。
ツイ主はもうすでに、乱暴な口調で批判者に返してしまっているのでどうしようもないです。だから望んでそういうステージに立ってしまったので、もう擁護のしようがないので。
だからまあ、読者が、今後もし炎上騒ぎに巻き込まれたらどうすべきか、という観点で読んでください。
今回僕も勢いで本ブログを書きましたが、当初相当な勢いで書いたので、「暴言吐くな!」「煽るな!」と発言をしている当の本人が、煽りバリバリの記事を書いてしまい、これでもだいぶ直したほうです。
まあもちろんそうすると、批判くるし変なリプくるし、しかしそれはそのステージに自ら上がったので当然なのです。その反応は。
僕も、まともな意見を望むのであれば、煽り一切なし、淡々と書かねばならなかったのです。
しかし僕もすでにそのステージに立ってしまったので、今更何を言おうと、ダメなんです。
それ以上を求めるなら、「ママに頼め」という話になるわけです。
④解説:オタクなら気持ちを語れ
非常に善意的にとらえるなら、元のツイートは「自分がみたいアニメがない!なんかこう………女の子が主人公で………恋愛はなくて………なんかあつくて………わからんけどさぁ!!」という発言だと思うんですよ。
そんなら
「お前が言いたいのは、このアニメではないか!!?!!!?!!? 見てくれないか!!!!!!!!!!!!!!!!」って布教しなさいよ。
何イキッて斜に構えてんのよ。
布教チャンスだぞ。
作品愛があるなら布教せんかい。
「こういうアニメがあるのに無視ですか!?」じゃねーよ、「知らなかったら見てください!!!」でいいと思います。
ようは、最初から理論を語りたいのならいいけれど、気持ちを語りたいのであれば気持ちをもっと素直に語れということ。
このアニメ見て—っ、とかね
「理論を語るな!!!!!」じゃなくて、「フワッとした気持ちに対してまで理論で語るな」という話です。気持ちを論破するな、ということ。
そもそも、元々のツイートも「なかなかそういうアニメがないよね……もんにゃり」というツイート(=気持ちを呟いただけのツイート)であり、これに対しての理論の使い方というのは、「気持ちを理論に昇華させる」ことです。
ようは、先にも書いたような、「あなたは○○という発言をされているので、あなたが求めているのはこういったアニメではないでしょうか?」とか、「女主人公のアニメではないですが、あなたが○○と××を希望されるのなら、これがいいのではないでしょうか」とか。
相手をボコボコにするための道具ではないです。
僕が問題にしているのは
①フワッとした「気持ち」をしゃべっているところに理論を持ってくる人々
②理論を対して使えないのに、理論を使えば何いってもいいと思ってる人々
この二つです。
勘違いしてほしくないのは、ここで言う「気持ち」って、「は??お前は間違ってる笑 ○○なので」を「すいません、○○なので、これは違うと思うのですが、どうでしょう?」と言い換えるだけでも十分違います。
そんなに難しいこと求めてますかねこれ…………………………
⑤おわりに:人の心を持ちましょう
この騒動でイラァッときたのは、三つほどあります。
ひとつは、相手の発言の意図や文脈をガン無視でイラつかせ、それでイラついたところででてくる粗をさらについて、それが正しいと思っている人々にくそムカつきました。
人の心を持っている人は平和に「これってこのアニメのことじゃないですかねー?」「あーっ!希望にそぐわなかったですか!残念!」と交流しております。
そしてもうひとつは、「理論で斜に構えてる」ことです。
「うるせーバーカ!!!!!!!!!俺はバカだからよくわかんねぇけどよ!!!!!!お前みたいなやつだいっきらいだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
こんなリプばっかならまあ僕も大きく騒がなかったですが。変に理論の盾を据え置いて、自分の気持ちは隠して、ただただ相手を打ち負かすことしか考えてない人々に吐き気がしたからです。
そもそも、理論がうまく語れない人はもちろんいるわけで、別にそんなら「オギャーッ!!!!!!!バブバブ!!!!!!!!!!!!!!!!」だけでアニメキャラに対する感情を表現する人もいるくらいなので、アホみたいに能無しなかんじで語っていいわけです。
なのに理論理論アンド理論で詰めに詰めてくるのでうんざりだし、その理論も正しいかというと全然正しくないのでうんざりなんですよね。
「理論さして語れないやつが理論で戦う」っての、マジでカッコ悪いので、それならオギャーッオギャーッバブバブいってるほうが全然見映えいいです。
オタクなら「テメーーーッ俺の好きな作品侮辱する気かオラーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!」ぐらいの気概でいけ。
そして最後の一つ。
ツイート主がもっと優しい方かと思って書いたのですが、向こうもガンガン煽りを入れてしまっていることですね………(ハァ…)
まあもちろんツイート主としては「向こうから煽ってきたんだからキレるのは当たり前やろ」という考えでしょうが、ネット上でそれは見えないので、傍から見たら同類です。
途中③で追加したように、発信者が暴言吐いてる側に逆ギレしちゃうとまた話がこじれます。
(僕もつい、何度か怒ってしまいましたし、そもこのブログの構造上、暴言吐いている側にキレているような形になってしまっており………)
それだと先述したように、「お前も暴言吐いているから俺も言ってオーケー!」という同じ穴のムジナになってしまうので。
僕としては、「一度は受け入れる姿勢を見せるべき」だと、考えてます。どんな人間にたいしても。そして怒るにはそれなりの理由があるので(バズりはじめてからちょいちょい直していますが、自身で読み返していてちょっと煽りすぎな文章だな…………というのもあったので……………そりゃみんな、怒ります)
ただそれを全人類にすべてやってると心が持たないので、ある程度許容しても向こうが一向に譲らず、「は?死ねや」みたいな感じであればもうあきらめて引きましょう。
もちろん理想論はすべての人に性善説で接することですが、1億総リプライ時代にそれは無理です。言い返したりせず、静かに去りましょう。
(このブログがのびたことでいくつか変なリプライが来て、逆ギレしてしまい、非常に猛省中……………)
はい。おわり。
Twitterやってんでフォローしてちょ
(2019/01/26 17:15)
続きを書きました。
「いやいや、ネット民に人の心なんてないでしょ」「何期待してるの」って意見がわりとあったのです。
そこには「嫌ならネットやめたら?」という文化が根付いている2chのような匿名掲示板特有の文化と、Twitterの特異性が奇妙に絡み合い、こんなにもTwitterは「燃えやすいSNS」となってしまった。すれ違いが起きやすいSNSとなってしまった。それに関する考察を書いています。
この続き物は本ブログより冷静にかけているので参考にしていただければ。
本ブログはちょっと怒りに任せすぎているので……………
(追記 2019/01/26 0:35)
閲覧数1000PV突破ありがとう~
(追記 2019/01/26 10:38)
「丁寧さを求めてるのに当ブログも煽りが入っているのはどうなの?」という意見があったのでちょいちょい修正しております。
それは本当にごもっともで…………猛省しております…………………
(追記)
バズったので宣伝します
好きな漫画です…………
作家さん亡くなられてしまったんですが本当にいい作品なので…………………ぜひ…………………オギャ………………………
ごっこ (小路啓之) コミック 1-3巻セット (ジャンプコミックスデラックス)
- 作者: 小路啓之
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る