競泳の浜名湾選手権は26日、浜松市総合水泳場で第1日を行い、男子200メートル個人メドレーでは瀬戸大也(24)=ANA=が萩野公介(24)=ブリヂストン=との今季初対決を制し、1分56秒98で優勝した。
今年初の長水路を最高の形で滑りだした。いきなりのライバル対決は瀬戸に軍配。最初のバタフライからハイペースを刻み、そのまま先頭を譲ることなくフィニッシュした。本格シーズンの開幕前にもかかわらず、自己ベストに0秒16差と迫る好記録。「泳いでいる感じはあまり良くなかったけど、ベストと変わらないタイムが出たので自分でもビックリ。イメージしているよりもさらに実力がついていると思う」と目を丸くした。
昨年の12月からは練習のオンとオフのメリハリを意識。高強度の練習をこなせたことが泳ぎに現れているという。「良いスタートが切れた。4月は全部1番を取る強い気持ちで行きたい」と日本選手権での200メートル、400メートル個人メドレーと200メートルバタフライの3冠を見据えていた。 (川村庸介)