沖縄で博志先輩に追い付け追い越せ! 中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(21)=三菱重工名古屋=が26日、昨季ルーキーイヤーで開幕1軍を勝ち取った鈴木博志投手(21)に続く活躍を宣言した。
「1年目から博志さんと同じぐらい活躍できれば」。沖縄への出発を待つ中部国際空港の出発ロビー、春季キャンプ1軍スタートの即戦力右腕は静かに闘志を燃やしていた。「いよいよだなという気持ちです。沖縄は暖かいと思うので投げ過ぎないように、けがには気をつけます」。目標にする開幕1軍への切符を手にするため、沖縄で見据えるのは先輩の背中だ。
ナゴヤ球場での選手会合同自主トレでは鈴木博のキャッチボールの相手を務めた。肩慣らしで投げられたボールでも「ずっしり」とした重みがグラブを通して伝わってきた。「今まで受けたことのないような重い球でした」と昨季1軍で53試合に登板した先輩の豪腕に面食らった。
ともに高卒で社会人に進み、3年目のドラフトでプロ入り。経歴が似ているだけに学ぶことは多い。1軍に残るためには、どうすればいいのか。先輩の行動や言動にはヒントがある。沖縄で見て聞いて成長するつもりだ。 (谷大平)