トップ > 中日スポーツ > ドラゴンズ > ドラニュース一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【ドラニュース】

京田、新グラブで遊撃争い制す 内野安打減へ5ミリ短く

2019年1月27日 紙面から

読谷村の歓迎イベントで、子どもたちとタッチして引き揚げる京田(右)ら=沖縄県北谷町で(今泉慶太撮影)

写真

 中日の選手49人、コーチ2人、スタッフ34人の計85人が26日、キャンプ地の沖縄に入った。3年目の京田陽太内野手(24)は、昨季よりも指の長さが5ミリ短いグラブを使って春季キャンプで鍛えることを宣言。捕球後の持ち替えを速め、内野安打を防ぐのが狙いだ。名手への道を歩み、“攻める守備”でドラフト1位の根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=との競争を制する。

 スーパールーキーとの正遊撃手争いに臨む京田が新たな相棒を準備していた。2月1日までに沖縄県恩納村の宿舎に届くよう発注したのは、指の長さを従来よりも5ミリ短くした今季用グラブ。そこには3年目にかける攻めの姿勢が表れていた。

 「今までは大きいグラブで打球が入ってくれればいいと思っていた。でも、内野安打を防ぐには、捕球後の持ち替えを速くしなければいけない。追いつく自信が付いてきたので小さくしました」

 昨季の守備率は遊撃手ではリーグトップの9割9分1厘。失策は新人王に輝いた2017年の14から6に減った。「横の打球にも追いつけるようになった」。はじいたり、こぼしたりすることも少なくなった。だからこそ、次のステップへ進むと言うのだ。

 改善を試みるのは捕球から送球へのスピード。グラブを小さくすれば、捕った打球をよりスムーズに取り出せる。昨季はギリギリで間に合わなかった相手の内野安打を減らす狙いだ。

 昨季途中からは奈良原内野守備走塁コーチに勧められ、練習ではさらに小さいトレーニング用のグラブを使っている。「打球にグラブの正面を向けないとはじかれてしまう」。ナゴヤ球場での選手会合同自主トレでも捕球するポイントを確認して技術を磨いてきた。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ