【ドラニュース】根尾、卒業式で決意新た 2・14VS藤原諦めない2019年1月27日 紙面から
右腓腹(ひふく)筋の軽度の肉離れで春季キャンプは2軍の読谷スタートとなった中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)が26日、大阪府大東市の大阪桐蔭高で行われた卒業式に出席した。久々に仲間たちと再会すると、同じドラフト1位でロッテに入団した藤原恭大外野手(18)の出場が予想される2月14日の練習試合・ロッテ戦(北谷)の出場を熱望。現実的には厳しいが、驚異の回復力を見せつけるつもりだ。 現実的には厳しいかもしれないが、諦めるつもりはない。切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間を隣にすると、秘めたる思いが湧き上がる。久々に顔を合わせた同僚の中には、常々「負けたくない」と話している藤原の姿が…。そんな好敵手がいるロッテとの練習試合は意識して当然だ。報道陣から2月14日の質問が飛ぶと「大きなけがではないと思うので、そこまでかからないと思う」と出場を熱望した。 春季キャンプは1軍で華々しいスタートを切るはずが、思わぬアクシデントが襲った。23日のベースランニング中に右腓腹筋の肉離れ。2日後にキャッチボールを再開したが、一般的に再発の可能性が高いけがだけに、「焦らずじっくり」が球団の方針だ。根尾も「まずは早く治す」と話している。ただ、それを長引かせるつもりはない。 根尾の気持ちを代弁したのは、同校の橋本翔太郎コーチ。「多少痛くてもやるタイプ。歯がゆいでしょうが我慢ですね」。これから長く続くプロ野球選手人生。無理は禁物だが、身体能力も、回復力も高い18歳。練習試合がある約3週間後に完璧な状態になっていても不思議ではない。
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