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まったく関係ない某所で見つけたんだけど、お前らマジで言ってんの?
治安維持法なんかが制定されたら、お前ら粛々と従うの?

本当多いね、この理屈。
心底ウンザリ。

「造反有理」が許された時代は遠く、遠く。
今や日本の右傾化は止まらない。

まぁ造反有理が必ずしも正しい訳ではないけどね。
しかし今日本は、バランス感覚を著しく失っている。


これに対する反論は、ひとまず「処女」で引用した宮台真司の発言から、もう一度引用しておこう。

 仲間の存在を前提として「正しさ=仲間に貢献すること」へのコミットが生まれると言いました。その意味で「正しさ」は、交換ならぬ贈与、バランスならぬ過剰を含みます。だから「正しさのために法を破れ」という言明があり得ます。実験心理学によれば利己的動機よりも利他的動機の方が強い。利己的動機は自分が諦めれば済みますが、利他的動機はそうはいかないからです。利他的動機はそもそも過剰への志向です。
(中略)
 性愛の領域では、ビジネスマインド的な損得勘定を手放せない人は永久に幸せになれないと決まっています。リスクマネジメントが効かず、コストパフォーマンスが悪いからこそ、性愛はコミットすることに価値があるんです。もっと言えば、言葉の奴隷や法の奴隷であることよりも、言葉の外や法の外でシンクロする=幸せになる能力が、試される領域です。その能力がなさそうな相手なら、最初から見限らなくちゃいけません。

まぁいつもの彼らしく、誤解を生みそうな表現がいっぱいあるが、つまり「愛する人を護るためなら法を破る覚悟があるのか?」という話。
愛情とはそのレベルで語られないと不毛だ、という話だ。

小林よしのりも「自分の大事な人を護るためなら法を破って、テロでもなんでもする!」と公言してはばからない。
それが本当の意味での「公」の精神、「利他的動機」なのだ。


法にぬくぬく護られてボクチャン幸せ!あとは知らない!なんて、まったくの思考停止だ。
アホは黙ってろ。
法を聖典かのように絶対視するのはやめろ。
その時点でもうお前らはカルト宗教なんだよ。