横島MAX(よこしまっくす)な魔法科生   作:ローファイト
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間違いですね無様に参上です!!(笑)


横島入学編
1話 横島華麗に参上!!


「い˝ーやーーーー!!」

 

「また貴様か!!」

 

「なんで俺なんっすか!!冤罪だ!!」

 

「こんなことを仕出かすのは貴様しかいない!!」

 

「違うのに、違うのに、ホント俺じゃないのに!!シクシクシク」

 

「問答無用!!」

 

「こんなんばっかし!!もういやじゃー!!」

 

 

バンダナを頭に巻き付けたこの高校の男子生徒は、校内廊下を逃げながら顔をぐしゃぐしゃにし、涙ながら冤罪だと訴えたのだが、追いかける快活そうな美女は、そんな訴えなど聞く耳を持たず容赦なく、その男子生徒に制裁の名のもとに攻撃を繰り出している。

 

 

そう、魔法という名の異能の力による攻撃を……

 

 

国立魔法大学付属第一高校、魔法科高校と呼ばれる。かつての超能力や異能の力を体系化したものを魔法と呼ばれ、その魔法を扱う魔法師を育成を目的とした国策機関がこの魔法科高校である。

 

 

バンダナを巻いた男子生徒は泣きわめきながら器用に女生徒が繰り出す攻撃をかわしていたが、ついに屋上に追い詰められていた。

 

「違うんやー、ワイじゃないのにー!!」

 

「往生際が悪いぞ!!横島!!お前の手に持っているものはなんだ!!」

男子生徒を追い詰めた女生徒の腕には風紀員会の腕章がはめられていた。

 

 

「……パンティー」

そう、彼の手には女性用の白いパンティーがしっかりと握られていた。

もはや言い逃れはできないであろう。

 

 

女生徒は魔法を放つ構えをする。

 

 

「違うんやー、犬が咥えていたんやー!!」

涙と鼻水を垂らしながら、フルフルと首を左右におおきく振りながら、この期に及んで言い逃れをする。

 

 

「言い訳はいい、思い残すことはあるか」

女生徒は横島と呼ぶ男子生徒を睨み付け、にじり寄る。

 

 

 

しかし、横島と風紀委員の女生徒の間に一匹の小さな犬がトコトコと歩いてきた。

その犬は女生徒の方を首を傾げなら見る。

 

その犬の口には女性用のパンティーが数枚咥えられていた。

 

 

 

「……………」

 

二人の間に、静寂の時が風と共に流れる。

 

 

 

横島と呼ばれた男子生徒は

「違うといったのにー!!……冤罪だ!!」

 

 

女生徒は

「……疑って悪かったな」

どこか横柄だが素直に謝罪をした……したのだが。

 

 

横島はさっきまで涙と鼻水を垂らしていたのに、今は手のひらを返したかのように、高圧的な態度に出る。

「謝ってすむなら、警察はいらんわーー!!」

 

 

 

「ならば、どうすればいい?」

 

 

 

 

「フハハハハハッー、じゃあ大人しく、体で払ってもらおうか!!」

横島は両手を前に出して、手のひらで、にぎにぎと怪しい手つきをしながらそう言い放った。

 

 

 

女生徒からは明らかに怒りのオーラが出ていた。

「ほーう。いいだろう」

 

 

 

横島はそれを肯定と捉えたのだろう。

 

「……横島いっきまーーーすっ!!」(横島ダイブ)

 

横島はそう叫びながら、女生徒に向ってカエルが跳ねるが如く飛びついていったのだが……

 

 

 

バキ!!

女生徒のひじ打ちが顔面にクリーンヒット。そして床に叩きつけられる。

 

「フベっ」

横島は情けないうめき声を出し床に転がった。

 

 

「ふん、体で返してもらったぞ」

その女生徒は泣く子も黙る。第一高校3年生風紀委員長 渡辺摩利だった。

彼女に対しこんな所業に出るのは過去にも今にも横島だけである。

 

 

横島忠夫 

第一高校1年生2科生、しかも入学してたった3日で、このありさまである。

 

 

 

 

 

横島は、入学早々、女生徒に声をかけまくって……いや、ナンパをしまくって、それを目撃した風紀委員長の渡辺摩利に拘束され、そして、説教のフルコースを浴びた。

 

次の日は、女生徒から更衣室の覗魔がでたと通報で、摩利は駆けつけのだが、ボロボロの横島がそこにいた。すでに女性陣から制裁という名の暴力を受けた後だった。

 

そして、その次がこの下着ドロ騒動だったのだ。

実は覗きもたぶん?冤罪だった。何故か横島は疑われるのだ。

 

 

横島の行動は何処かいつも挙動不審なためなのだが……

 

 

 

 

横島は10秒でダメージから復活して

寝ころんだまま。

 

「純白の白……意外だ!!しかし、これはこれで……」

 

 

横島は摩利のスカートの中を覗いていた。

 

 

摩利は目を細め、そのまま足で横島の顔を踏みつける。

 

「ほう、まだ懲りないようだな」

 

 

「しまったー!!心の声が漏れてた!!たまたまなんやー!!堪忍や―!!」

 

横島は顔面を踏まれながら許しを請う。

横島は思ったことがつい声に出して漏れてしまうのだ……要するにあほなのだ。

そして、横島は興奮したり、ピンチになると出身地の関西弁になる性質がある。

 

摩利は横島の顔面を踵でグリグリと踏みつけた後。

 

「今回はこちらにも、落ち度があった。この辺で許してやろう」

 

摩利はそう言うと、踵を返し、パンティーを咥えた犬を追いかけ、屋上を後にする。

 

 

 

横島は顔に靴跡をつけたまま起き上がり、

 

「どちくしょー!!、何にもしていないのにこの仕打ち!………しかし、純白の白か…え(良)かったなーー」

 

そんな事を嘆いていた横島だが、摩利のスカートの中身を思い出したその顔は、あほ丸出しのにやけ顔だった。

 

 

 

 

横島忠夫……一見、スケベで、あほそうな少年なのだが、彼はかつては知る人は知る超一流の霊能力者だった。

この現生では、誰の記憶にも記録にも全く残っていない。

2095年からさかのぼる事大凡100年前、確かに彼はこの地球を魔神から救った真の英雄だったのだ。




と言う風にナレーションとオープニング曲が流れる感じです。

5分アニメみたいな感じですね。

全然内容がないです。
好き勝手し過ぎました。

ちなみに横島は最強です。(のはずです)

今のところ横島の設定しかないです。思い付きなので……

やっちまった感が半端ないです。





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