1ミリも知らない魔法少女リリカルなのは 作:宇地原楓華
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私の名前は高町なのは
管理局っていうところに勤めてる普通の魔法少女
前回の任務で少し町を壊しちゃって先ほどまで始末書を書いていたの
少し壊しちゃっただけだしいらないって思ったんだけどそれを伝えたら私の上司にあたるクロノさんが
「あれが少し!?ビルを3棟も壊しておいてか!?我々は世界の平和を求めてるんだぞ!1棟でも壊せばそれだけで大問題なんだぞ!君は魔法の威力が高すぎることを自覚しろ!おかげでエイミィが対応に追われているんだぞ!君はもうちょっと自分の所属しているところがどこなのか考えた方がいい!大体上もなんでこんな破天荒な奴を……」
ってヒステリック起こしちゃって……
これは止められないなって思ってつい書きますって言っちゃった
こんなのが上司だなんて私もエイミィさんも大変だね
そんなこんなでやっとこさ仕上げた始末書をもってクロノさんの部屋に来たんだけど今は誰もいないみたい
エイミィさんがすごいやつれた顔でもうすぐ帰ってくると思うからってここに待つように言われたんだけど何もしないのってすっごく嫌なんだよね
そんな風に考えていると机の上に一枚の書類があるのを発見する
何か事件でもあったのかな
もしそうならこれを先に解決すれば評価も上がって出世できるかなあ
なんて思いながら書類を読む
内容はこの管理局が攻撃されたことについてらしい
私と同じくらいの金髪の少女の目撃情報が出ているんだとか
この辺で金髪で私と同じくらいっていうとアリサちゃんだけど彼女は魔法使えないから違うだろうし
もしかしたらはやてちゃんの知り合い?
はやてちゃん顔は広いから個人情報とか知りたかったら聞けば応えてくれるし行ってみようかな
始末書はこの書類ととっかえちゃおうっと
「フェイトちゃんだね」
「だれなの?」
「管理局とは相反する所に所属してる子」
そうじゃなかったら管理局に攻撃なんてしないだろうし
目的は何なんだろう
「目的?この世界は支配されているって言って解放するのが目的らしいよ」
意味が分からない
別に管理局は世界を支配してるわけでもないしそもそも世界は支配されてるから解放ってなんか宗教みたいな
「邪魔だから消してこようかな」
「怖いこと言わないで」
「その辺は会ってから考えるよ」
「私を巻き込まないでよ」
それは保証できないかな
聞きたいことは聞けたしアリサちゃんやすずかちゃんに会おうかな
さすがにすぐに再度襲うなんてバカなことあっちもしないでしょ
「じゃあ帰るね」
「またねー」
今日はアリサちゃんのところ行って弄って帰ろうっと