【堺・あおり運転裁判】殺人罪認定で「懲役16年」遺族が苦しい胸の内語る

関西テレビ カテゴリ:地域

『あおり運転で人を殺せば、殺人になると世間に知らせたい』

こう話した遺族の切実な願いは届いたのでしょうか…

去年7月、中村精寛被告(40)が、堺市南区で車を運転中に、大学生の高田拓海さん(22)の運転するバイクに追突し殺害した罪に問われている今回の事件…。

注目を浴びた裁判員裁判の判決はー

『主文、被告人を懲役16年に処する』

裁判の争点となったのは、あおり運転で人が亡くなった時に『殺人罪』が成立するかどうか。

この映像はFNNが独自に手に入れた、ドライブレコーダーの映像を基に、事件の詳細をCGで再現しています。

中村被告が運転する車が、左に車線変更した直後、前を走る高田さんのバイクも左に移動したことから、「あおり運転」を始めます

(実際のクラクション音声) ※短く繰り返し鳴らされる

すると、バイクは加速して遠ざかっていきますが…

次の瞬間、車が急加速。高田さんを追いかけ、時速96キロでバイクに追突したのです。

その直後、中村被告は信じられない言葉を…これが実際の声です。

【中村被告】

「はい、終わりー」

中村被告は法廷で『自分の生活が終わった』という意味だと主張。

これに対し検察は『意図せず事故を起こした人間の発言だとは思えない』と反論し、懲役18年を求刑していました。

そして迎えた、25日の判決

黒のスーツに白のワイシャツ、紺のセーター姿で法廷に現れた中村被告は、裁判官だけに軽く一礼して証言台に立ちました。

大阪地裁堺支部の安永武央裁判長は…

【安永武央 裁判長】

「主文、被告人を懲役16年に処する」

裁判長は、中村被告がほとんど減速をせずに高田さんに追突していたことから、「衝突を避けたとは考えにくい」と指摘。

また、「はい、終わりー」の一言はその軽い口調からして「嘆きを吐露したものとは到底考えられない」として、被告の主張を一蹴しました。「被害者が死んでも構わないという気持ちであえて衝突している」と殺意を認定し、中村被告に懲役16年を言い渡しました。

懲役16年という判決に、高田さんの母親は苦しい胸の内を語りました。

【高田さんの母親】

「たった16年…拓海はあおられて、あおられ続けて、猛スピードで突っ込まれ殺されました。それをたった16年…とても悔しいです」

【高田さんの妹】

「殺意が認められているのに、なんで16年だけなんだろうって…許せないですね」

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