二人目の妹は入学すら出来ませんでした   作:スパイラル大沼
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九校戦
デート


 

 

 

 

定期テストが終わった。

 

「ん〜〜〜〜っはぁーー!やぁっと堂々とゲームができるー!」

 

深雪が勉強しなさいと煩いので、毎日のように勉強するフリしてゲームをやっていた日々。それがようやく解放された。こんなに嬉しいことはない!

 

「ぃぃいやっほぉぉぉぉうぅっっ‼︎」

 

思わず踊りながら学校から帰宅している。そのまま前転してジャンプして電柱にのって大ジャンプし、ゲーセンに突入した。今日は新しいゲームのサービス開始!

 

 

 

 

ふぅー……あー疲れた。とりあえず5000円すっ飛ばして進められるところまで行っといた。というかレベル上げといた。家に帰った。さぁて、これからネトゲだー!しかも兄姉両方とも委員会で遅くなる。

 

「うおおおおおおおおッッッ‼︎‼︎」

 

とりあえず大声を上げた。

 

「おおおおおおおおおおおっぱいっ‼︎」

 

とりあえずおっぱいにした。特に意味はない。そのままさらに、回転しながら自室へ向かった。で、流れるように服を脱ぎ捨てて、パジャマに着替えて、パソコンを二台起動した。

 

「Andrew↑ Waldfeld→↓………」

 

無駄にいい発音でキザに言った。意味なんてもちろんない。そのまま上機嫌にゲームを始めた。

 

 

 

 

夏休みのある日。

 

「しーずーくーちゃん!」

 

あたしは駅前で待ち合わせてる女の子のスカートを豪快に捲り上げた。

 

「………? ッ! ッッ‼︎ ッッッ‼︎⁉︎」

 

ようやく現状を理解したのか、大慌てでスカートを抑える雫ちゃん。真っ赤な顔も可愛い。結婚したい。

 

「な、何するの⁉︎」

 

「ごめんねー。ついうっかり可愛い子をうしろから見つけちまったからサ☆」

 

「……怒るよ?」

 

「ごめんなさい」

 

で、ため息をつく雫ちゃん。と、思ったら顔を若干赤くして、目を逸らしながら言った。

 

「ほら、早く行くよ。き、今日は…その……ふ、二人きり、なんだから、さ……」

 

「っはぁ〜〜〜っっ‼︎可愛い!ギューってしてもいい⁉︎」

 

「………苦しくしないなら、いい」

 

「ひゃー!もう本当に大好きー!」

 

宣言通りギューっとした。小さくて可愛いなぁ……。オッパイ諸共小さくて可愛い。全体的に小型なのが可愛い。冬とかにソファーで寛いでたら黙って膝の上に乗ってきて丸まりそうで可愛い。

 

「美雨、行くよ」

 

「あ、はーい!」

 

妄想を止めてくれた。可愛い。さて、今日はデートだデート。

 

 

 

 

「へぇ、きゅーこーせんねぇ……」

 

「うん。私、そのメンバーに選ばれたんだ」

 

「すごいじゃん!学校代表みたいな感じなんでしょ⁉︎」

 

「うん。美雨には、報告しておきたかったからさ……」

 

「いいなー。あたしもそれ出たかったなー」

 

「仕方ないよ。落ちちゃったものは。私だって、美雨と出たかった」

 

「こっちの学校つまんないんだもんー。この前体育祭だったんだけど、あたしのいる赤組の圧勝。あたしのお陰で。テストも全部100点で学年トップ。刺激がないんだよなー」

 

「…………体育祭?」

 

「え? うん」

 

すると、何故か不機嫌そうにそっぽを向いてしまう雫ちゃん。

 

「? ど、どうしたの……?」

 

「なんで、呼んでくれなかったの」

 

「は?な、何に……?」

 

「体育祭」

 

「へっ?」

 

「美雨のカッコいい所、見たかった」

 

「あっ……ご、ごめんね雫ちゃん!拗ねてるところ可愛いでもその考えはなくて……!ホントごめん!代わりに、その乱闘編はあたし観に行くから!」

 

「九校戦ね。まぁ、それなら許してあげるけど、さ……」

 

そんなわけで、今日は家帰ったら兄ちゃんに土下座かな。死んでも観に行く。

 

 

 

 

 





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