二人目の妹は入学すら出来ませんでした   作:スパイラル大沼
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討伐戦

 

 

 

 

車の中。レオが運転し、あたしは作戦を全員に説明する。

 

「50通りくらい考えたんですが、やっぱりシンプルに行こうと思います。桐原さんとゴリ文字さんは右から裏に回り込んで退路を断ってください。エリカとレオは左から同じように。兄ちゃんとあたしで中に殴り込んで、深雪は裏口以外の窓や扉を全て固めて」

 

すると、全員頷く。やべっ、指揮官ってのも意外と楽しいかもしれない。

 

「おーい、そろそろ着くぞー」

 

「じゃ、門に突っ込んで。車硬めて」

 

「いや無理だろこんな急に……!」

 

「じゃあいいよ。あたしが門壊すから」

 

言うと、あたしは窓から飛び降りて門を蹴り壊した。その後に車が続き、中へ突入。

 

「じゃ、作戦通りにね。敵は殺しちゃっても構わないから。あたしは責任取らないけど」

 

 

 

 

あたしと兄ちゃんで、戦国無双並みの無双で無双しながら進んだ。すると、ホール状のフロアのような所に出た。相手は待ち構えていたようで、隠れもせずに整列していた。

 

「ようこそ、はじめまして、司波達也くん!そちらのお姫様は妹さんの深雪くんか………」

 

と、言いかけた男の顔面にあたしは蹴りを入れた。

 

「あばっぶ!」

 

「あたしはその妹だ。地平線の彼方までぶっ飛ばすぞ」

 

「ま、待て待て待て!話を聞け!ボス戦は普通話から入るもんだよ⁉︎」

 

「うるせーよめんどくせーよそーいうの。どーせ『はい』『いいえ』選んでも結局戦うんだろうが。ていうかもうめんどくせーから丸ボタン連打させろよ」

 

「ええええっ⁉︎お前どっち側⁉︎99%あんたの方がテロリストっぽいんだけど!」

 

「兄ちゃん。こいつ殺していい?股間にぶら下がってる二つの丸ボタン連打していい?」

 

聞くと、いつの間にか部下は全滅していて、兄ちゃんは冷ややかに答えた。

 

「下品な言い方はするな、美雨。それに、俺の妹にそんな汚い丸ボタンを連打させるわけにはいかない」

 

「シスコン」

 

「黙れ」

 

「なんの話をしている貴様ら!」

 

急に怒られたのでとりあえずラスボス(笑)の方を見る。

 

「クククッ…やってくれるね……その肉体、実に素晴らしい……」

 

「いや、深雪に比べてあたしオッパイ小さいけど」

 

「是非とも欲しいものだな」

 

「もしかしてオッさんロリコンさん?」

 

「司波……えーっと……」

 

「美雨」

 

「司波美雨、我が同士になるがいい!」

 

言いながら男は眼鏡を放り投げ、両眼が怪しい光を放つ前にあたしは眼鏡を捨てた瞬間に両目を人差し指と中指で潰した。

 

「ぎゃああァァァァッッッ‼︎‼︎め、目になんか入ったァァァァッッ‼︎‼︎」

 

「バカだな。不用意に眼鏡外すから……」

 

言いながらあたしが拳を引いた時だ。「うひゃあぁぁ〜……」と悲鳴をあげながら逃げていった。兄ちゃんに「どうする?」と、視線で問うと、「追え」と視線で返してきた。

………もうあんなキモい男追いたくないんだけどな………まぁ兄ちゃん命令なら仕方ないか……。渋々あとを追う。すると、

 

「止まれ」

 

と、兄ちゃんが言った。

 

「どしたの?」

 

「その扉の奥に11人、サブマシンガンを持ったのがいる」

 

「そんなのよゆーだよ。サクッと消してくるね」

 

言いながらドアを蹴り開けた。その瞬間、放ってくる弾丸。それをあたしは全部キャッチした。

 

「んなっ……⁉︎」

 

と、リアクションしてる間に全員に弾丸をお返しする。そのままぶっ倒れ、残りはラスボス1人。すると、後ろの壁がぶっ壊れた。出てきたのは桐原さん、ゴリ文字さん、エリカ、レオ。

 

「よぉ、こいつらをやったのはおまえか?」

 

「うん」

 

「やるじゃねぇか、妹の妹。それで、そいつは?」

 

「自称ラスボス。あたしから言わせると三下以下だけどね」

 

言うと、桐原さんの表情が変わった。

 

「こいつが……?こいつか!壬生を誑かしやがったのは!」

 

「ひいぃぃぃぃ!」

 

「テメェの所為で、壬生がぁぁ!」

 

「ぎゃあぁぁぁ!」

 

腕を斬り落とした。すると、気絶するラスボス(笑)。さて、これでゲームセットかな。つまんねー。

 

 

 

 

数日後、あたしはいつものように家でネトゲをしている。

 

「美雨。ご飯よ。………って、またゲーム?」

 

「あ、深雪。はいはーい」

 

「この前、あんなことがあったのに……よく平気でいられるわね」

 

「べっつにー?あれくらい普通じゃない?あんなカス相手なら四兆人いても負けないもん」

 

「そういうことではなくて……はぁ、もういいわ。とにかく、お兄様が待っているわよ。降りて来なさい」

 

「はーい」

 

まぁ、そんなこんなで日常に戻れた。

 

 

 

 





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