二人目の妹は入学すら出来ませんでした 作:スパイラル大沼
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兄ちゃんと校舎から出てくると、深雪、エリカ、美月、あ知らない男と茶髪の女の子と黒髪の女の子が待っ……、
「ああ、紹介するよ美雨。あの茶髪の方が……」
「可愛いっ!」
「は?」
本気でダッシュした。そのまま黒髪の女の子の手を握った。
「えっ?」
「君可愛いね!結婚しよう!」
「………………えっ?」
「ねぇ!ギューってしていい⁉︎その拍子にさりげなくお尻揉んで前の穴の中にも指突っ込んでいい⁉︎」
「前の、穴?」
「じゃあ、キスしよう!」
「……な、何言ってるの?」
戸惑ってるように見えるが、あたしの欲望は収まらない。返事を待ちながら息を荒立ててると、ピシィッと何かが凍る音がした。見れば、あたしの足場が固まっている。
「…………美雨?あれほど他の人に迷惑掛けるのはやめなさいと言ったわよね?」
「深雪!だってこんなに可愛いんだよ⁉︎いーじゃーん!この小さくとも確かな膨らみのあるオッパイさわさわしたいよー!」
「お、大声で何言ってるの⁉︎いい加減にしなさい!」
気が付けば肩まで凍らせられていた。でもね、
「効かぁーん!」
無理矢理砕いて脱出した。そのまま、グヘヘッと笑いながら黒髪の子に迫る。
「グヘヘぇ……ねぇ、名前は?名前なんて言うの?」
「うっ………」
さっと茶髪の女の子の影に隠れる黒髪の子。ていうか茶髪の子も可愛い。二人まとめて料理してやろうと思ったら、チョップされた。
「いい加減にしろ」
「うっ、兄ちゃん……」
「すまない。北山さん。悪い奴ではないんだ。ただ、ヘンタイだ。気を付けてくれ」
「わ、分かった……」
「北山さんって言うんだ!ねぇ!これみんなで一緒に帰るんでしょ⁉︎だったらあたしも北山さんと帰りたいな!そのままお持ち帰りしたいな!」
「反省してないなら後でお仕置きだぞ」
「ごめんなさい……」
このヒトのお仕置きは怖いからなぁ………。
「あなたは先に帰りなさい」
深雪まで口を挟んでくる。うー…マジかぁ……。なんて落胆してると、北山さんが前に出た。
「あの、私は大丈夫。だから、一緒に帰ろ?」
「ぎ、ぎだやまざん……うえええええん!」
あたしは号泣しながら抱き着いた。この子マジ天使。
「よしよし、でも鼻水付けたらビンタするから」
「ねぇ、下の名前はなんていうの?」
「雫だよ。北山雫」
「じゃあこれからは司波雫だね!」
「それはない」
なんてやってると、兄ちゃんにペイっと引き剥がされた。
「まだ紹介が終わっていない。この茶髪の子が光井ほのか、そしてこっちの男が西城レオンハルトだ」
「よろしくね」
「レオって呼んでくれ!」
「うん!よろしくね!あたしは美雨、お兄ちゃんの妹だよ!」
「お、おう…だろうな……」
戸惑いながらも返事をするレオさん。
「じゃ、帰るか」
兄ちゃんの声でみんなで帰宅を始めた。とりあえず、何か事あるごとにこの学校にお邪魔しよう。そして、雫ちゃんを愛でよう。