恐怖城 WHITE ZOMBIE 米 1932年 73分 監督 ヴィクター・ハルペリン 出演 ベラ・ルゴシ マッジ・ベラミー ロバート・フレイザー 最初期のゾンビ映画である。ハイチを舞台にした呪術に基づくゾンビであり、したがって人を食べたりはしない。タダ働きさせられているだけである。 『魔人ドラキュラ』の亜流ではあるが、作品的にはこちらの方が優れている。オーバーアクション気味だったルゴシの演技も落ち着いて、眼力だけで観る者を震え上らせている。『エド・ウッド』なんかで「ヤク中の老いぼれジイさん」としか認識されていない方は、是非本作を鑑賞して頂きたい。かつてはスゴイおっちゃんだったんだなあと感心される筈である。  ↑撃たれても死なないという設定は今と同じ。 |