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 ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」で、利用者の名前やID、パスワード、メールアドレスなどの個人情報が数百万件分、流出したことが分かった。一部のサーバーに不正アクセスされた可能性があるという。サービスを提供するオージス総研(大阪市)が25日午後7時から、大阪市内で緊急会見を開き、経緯を説明する。

 不正アクセスの判明を受けて、サービスは23日午前10時50分ごろに停止し、第三者を交えた詳しい調査をしていた。再開のめどはたっていないという。13~23日に利用した人は、送信されたファイルが届いていない可能性があるといい、確認を呼びかけている。サービスは、電子メールへの添付では送りにくい容量の大きいファイルを、専用ページを通して送受信できる仕組み。

 オージス総研は、大阪ガスの100%子会社。宅ふぁいる便は、無料の個人会員は300万人超で、個人、法人向けの有料会員サービスもある。