印刷から物流、ランドセルの取り扱いへ
インタビュアー 八木裕(野球解説者)
丸田 ええ。ほかにもキャリーケースやデイバッグ、ハンドバッグなどの販売も行っています。一見すると、バラバラに思える事業内容です。しかし、どれもお客様とのつながりや信頼関係から生まれたビジネスなんですよ。
八木 とても興味深いお話をうかがえそうですね。なぜ現在の事業を手がけることになったのか、まずは丸田社長の歩みからお聞かせください。
丸田 私はもともと印刷業界で勤務していたんです。実家の裏が印刷会社で、両親と社長さんの仲が良く、仕事を紹介してもらったことがきっかけでした。その会社では、チラシや名刺などの印刷業務をしていました。でも、そのときからいずれは起業したいと考えていたんですよ。そして2000年、30歳のときに個人事業主として独立したんです。ありがたいことに、前職からお付き合いのあるお客様からご依頼をいただくなど、順調にスタートすることができました。
八木 当初から独立志向だったんですね。その後も、事業は順調だったのでしょうか。
丸田 おかげさまで拡大していきました。しばらくして、ランドセルのメーカー様からチラシの印刷を依頼されたのを機に事業を法人化し、2008年に弊社を設立したんです。その後、メーカー様とより深く信頼を築くことで、チラシだけでなくパッケージのデザインも依頼していただけるようになりました。さらに、「ランドセルの物流もやってみないか」とお声をかけていただき、倉庫物流事業にも携わるようになっていったんです。そして、同時にランドセルの名入れサービスも開始したんですよ。