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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]イン強奪 井口、GI通算14勝目 蒲郡・周年記念

2019年1月25日 紙面から

63周年記念を制した井口佳典=蒲郡ボートで

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 蒲郡ボートの開設63周年記念GI「オールジャパン竹島特別」は最終日の24日、12Rで優勝戦が行われ、2号艇の井口佳典(41)=三重=が、進入でピット離れ良くインを奪うと、コンマ18のトップSを決めて逃げ、2017年2月・東海地区選以来となる通算14回目のGI優勝を果たした。2着は2マークで山田康二と今垣光太郎を差しさばいた松井繁が入り、大会連覇が懸かった桐生順平は5着に終わった。

 ここ一番で取っておきの秘策を出した。2号艇の井口がピット離れで1号艇の桐生からインを強奪。コンマ18のトップSを決めて、まんまと逃げきってみせた。「足は普通だったけど、ピット離れは感触で(インを)取れると思っていた。タイミングはS展示で試して駄目だったから本番は少し変えていきました」。S展示の進入は14236・5でスローの3コースだったが、本番はなかば確信をもって取りに行った。「新聞を見たら、山田選手のピット離ればかり書いてあった。『僕の方がいいのになあ』と内心で思っていた。証明できました」。インタビューで報道陣を見ながらにっこりと笑った。

 蒲郡の周年Vは2008年の第53回以来。GI優勝は2年前の東海地区選以来で、昨年は3月の戸田周年準優勝戦でのフライングのペナルティーでGIを走れなかった時期もあっただけに喜びもひとしおだ。「昨年は早い時期にFを切って何もかも追いつめた。今年は落ちついてますね。年末のグランプリを目指して頑張っていきたい」。ここ2年続けてグランプリでは優勝戦で敗退。その悔しさを晴らすべく、年間通してマネーバトルをけん引していく。 (大久保晋)

 

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