女性への暴力などが問題になりメンバーの1人が脱退した歌謡コーラスグループの純烈が24日、東京・中央区の明治座で初日を迎えた「50周年記念 前川清特別公演」にゲスト出演し、4人組になって初めてファンの前でステージに立った。
公演では、前川清(70)が大物歌手を演じる一部の喜劇と二部の歌謡ショーに出演。昨年大みそかの紅白歌合戦で披露した「プロポーズ」などを熱唱した。
ファンからの大きな拍手と「頑張って!」の声援に、純烈のリーダーの酒井一圭(43)は「みなさんの拍手が心に染みます。また一からやり直し、はい上がって紅白に出てやろうと思っています」と再出発を誓った。
座長の前川は「いつもよりたくさんのお客さまで純烈よりアガッてます。私は50年、終わりに近くなりましたが、純烈はまだまだこれから。ぜひ応援してやっていただきたい」とジョークも交えてファンに呼び掛けた。
公演後に前川らとともに会見した酒井は「ご迷惑をおかけした、前川さんに今回は命を救ってもらいました。恩返しできるようにやっていきます」と話した。公演は2月4日まで。