東宝期待2作品がまさかの空振り…「正月興行」に異変アリ
東映には新たな朗報も入ってきた。先の「ドラゴンボール超――」が、北米の興行で邦画としては、異例の大ヒットを見せたのだ。もともと「ドラゴンボール」は世界的に人気が高いが、今回は何といっても作品の出来栄えが素晴らしい。世界が壊れるかのような怒涛のバトルシーンと、主要キャラクターのたけり狂った表情のアップが実に繊細に交差する。世界の観客も、日本のアニメの威力に度肝を抜かれることは間違いない。
さて、東映に注文である。かつて東宝は、「ドラえもん」や「名探偵コナン」などの定番アニメを基軸にした上で、実写作品を充実させて、映画界トップの地位を築いた。東映も、これにならうべきだろう。基軸はできつつあるのだ。実写作品の製作、配給の戦略を抜本的に変える。そう、今がチャンスだ。