自然農法は、昭和10年に明主様が提唱された大自然の調和に基づく農法です。 明主様が農法についてお話しされたことをご紹介させていただきます。 大自然の姿こそが真理 「大自然のあるがままの姿こそ真理そのものである。従って人間は何事をなすにも大自然を規範としなければならない。それに学ぶ事こそ成功の最大条件である。 この意味に於いて、私が唱える浄霊も、自然農法も、その他の種々の方法にしても、大自然に従う事を基礎としているから、ほとんど失敗はなく予期の成果が得られるのである」 【昭和24年6月25日】 土を生かす農業 「自然農法の根本は、土そのものを生かす事である。土を生かすという事は、土壌に人為肥料の如き不純物を用いず、どこまでも清浄を保つのである。そうすれば土壌は邪魔ものがないから、本来の性能を十分発揮し得る」 【昭和26年1月15日】 本来、土には豊富な栄養がある 「土とは造物主が人蓄を養う為に作物を生産すべく造られたものである以上、土そのものの本質は肥料分があり余る程で、いわば肥料の塊(かたまり)といってもいいくらいのものである」 【昭和27年1月30日】 私たちは化学肥料を服毒している 「硫安の如き化学肥料は、稲が吸収する以上その劇毒が仮令(たとえ)微量であっても、人間は一日三度まで腹の中へ入れるのだから、不知不識(しらずしらず)の内に人体に害を及ぼすのは当然である。近代人の罹病(りびょう)率が高くなったのも、そうした原因もないとは言えないであろう」 【昭和27年1月30日】 本物の味を知ることは幸福である 「日本人中真の野菜の味を知っている者は幾人あるであろうか。恐らく滅多にないといっても差し支えあるまい。勿論(もちろん)農作物は化学肥料(中略)を施さぬものはあるまいからである。これ等の肥料を吸収する野菜は、天与の味わいは逃げてしまうのである。それに引き換え土自体の栄養を吸収させるようにすれば、野菜それ自体の自然の味わいを発揮するから実に美味である。私は無肥料野菜の味わいを知ってから、人生の幸福感を如何(いか)に増した事であろう」 【昭和24年7月1日】 |