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【サッカー】

森保J、堂安のPK弾で2大会ぶりの4強入り

2019年1月25日 紙面から

日本-ベトナム 決勝のPKを決める堂安=ドバイで(共同)

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◇アジア杯<準々決勝> 日本1-0ベトナム

 【ドバイ(アラブ首長国連邦)松岡祐司】サッカーのアジア杯は24日、当地などで準々決勝を行い、日本は1-0でベトナムに競り勝ち、4度目の優勝を飾った2011年カタール大会以来の4強入りを果たした。28日の準決勝では中国-イランの勝者と戦う。日本は後半12分にMF堂安律(20)=フローニンゲン=がPKを決めて先制し、そのまま逃げ切った。 (時間は非公式)

 20歳が救った。後半12分、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定で得たPK。堂安が左足でゴール右隅に突き刺した。今大会2点目。どうだと言わんばかりの表情で、歓喜の雄たけびを上げた。

 大会前に口にしていた「圧倒して優勝する」「自分が日本を優勝させる」などの大きな言葉とは裏腹に、これまでの試合ではボールが足につかず、気持ちも空回り。得意のドリブル突破も失敗の連続だった。技術も自信もあるのに絶不調。だから結果が必要だった。前半の不出来を嘆き「もどかしい」とも口にしたが、決勝点を挙げた殊勲者の顔は晴れやかだった。

 まさかの展開だった。前半24分、左CK。柴崎が放った鋭いボールにゴール前で吉田が頭で合わせた。あっさり先制。だが、準々決勝から導入されたVARでハンドと認定され、ゴールは無情にも取り消された。潮目は変わり、同38分には権田と吉田の中途半端なパス交換を狙われて逆襲されるなど、試合の流れはベトナムに傾いていた。

 サウジ戦に続いてもがき、苦しみながらも4強進出。「難しい試合になったが、選手たちがじれずに試合を通して集中して戦ってくれた。今後も目の前の試合に向けて最善の準備をし、成長しながら戦っていければと思う」という森保監督の言葉に実感がこもった。

 

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