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【ドラニュース】

新外国左腕ロメロ、即先発OK 「体は仕上がっている」

2019年1月25日 紙面から

来日した中日の外国人5選手=中部国際空港で(今泉慶太撮影)

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 中日の新外国左腕、エンニー・ロメロ投手(28)が24日、成田空港経由で中部国際空港に来日した。最速164キロの左腕は2016年からメジャーで2年連続50試合以上に登板し、このオフにはウインターリーグで先発としても好投。来日前には専属トレーナーとともに体を仕上げ、万全の状態でチームに合流する。ソイロ・アルモンテ外野手(29)、スティーブン・モヤ外野手(27)、ジョエリー・ロドリゲス投手(27)、テスト生のサンディ・ブリトー投手(22)も同じ便で来日した。

 日本のマウンドでも左の剛腕をうならせる! この日来日したばかりのロメロは、すでにいつでも投げられる準備万端の状態。母国での試合やトレーニングを積み、“即先発OK”の態勢でチームに合流する。

 「もうシーズンが始まっても大丈夫なぐらい体は仕上がっている。自分の持っている力を全て出す。それだけだ」。表情を変えずに淡々と話すロメロ。その様子に自信の深さが表れていた。

 つい1カ月前まではウインターリーグで奮闘。体は自然と仕上がっている上に、来日前には専属のトレーナーを付けて体を動かしてきた。メジャーで主に中継ぎで起用されていたが、ウインターリーグでは11試合の登板のうち10試合に先発。リーグ2冠となる1・33の防御率、54イニングで54個の奪三振と大活躍し、チームを3位に導いた。

 ドラゴンズではチーム事情から先発を任される可能性が十分にある。本人も球団から先発での起用を示唆されていることを明かした。メジャー時代とは違う役割にも「先発のルーティンは自分に合っていると感じた」とウインターリーグで通用する手応えをつかんでいた。

 背番号は今オフに阪神に移籍したガルシアが背負った「70」。期待されるのは昨季チーム最多の13勝を挙げた同じ左腕超えの数字だ。それでもロメロは「本当に大きなチャンスをもらった。自分の数字よりもチームのために貢献したい。チャンピオンになりたい」と個人の成績より、あくまでもチームの優勝が最優先。新助っ人が見据えるのは目先の数字ではない。

 

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