登録日:2011/03/03(木) 22:31:10
更新日:2018/11/09 Fri 23:16:24
所要時間:約 7 分で読めます
目次
プロフィール
生年月日:皇暦2001年10月11日
血液型:B型
身長:約170cm
出身:神聖ブリタニア帝国
年齢:16歳
CV:南央美
人物
作中では「ブリタニアサイドのヒロイン」といった立ち位置であり、主人公達の進む道を決定づけた重要なキャラクターである。
率先して戦場に出ていたコーネリアと違い学生として本国の学校に通っており、皇族としての政治・軍事には関わっておらず、ブリタニア内でもあまり顔を知られていない存在だった。
しかしルルーシュによる
クロヴィス・ラ・ブリタニア暗殺によって空いた総督位にコーネリアが就く際、彼女と共にエリア11へ来訪し副総督に就任し表舞台に立った。
姉と違って指揮能力や戦術眼は全く無く、経験の浅さや周囲が優秀過ぎることもあって、自身の力不足に悩んでいる。
しかしわずかなヒントでゼロの正体を察知するなど、策謀や邪心を抜きにした直観的な洞察面では非常に聡明。
(さすがに
ニーナ・アインシュタインからの恋情は想像の外だったが)
常識や慣習に囚われない柔軟な発想力と大胆な行動力を兼ね備え、作中幾度となくイレギュラーな行動で状況を二転三転させた。
こういった他の皇族には無い個性はルルーシュや
シュナイゼルからも評価されている。
性格はルルーシュをして「仮面とは無縁」と感じさせるほど、裏表なく温厚で心優しい。
動物にも話しかけるおっとりした天然だが、スザクを侮辱した相手や弱者を虐げる者には毅然とした態度で立ち向かう芯の強さを覗かせる。
母国であるブリタニアの侵略行為やそれに伴うナンバーズ差別には心を痛めており、誰もが平等で幸せになれる平和な世界の実現を目指す。
一方で、純粋すぎる部分もあり最終的に受け入れられたものの、ルルーシュとナナリーの意志や状況を無視して、
「行政特区を実施すれば昔のように仲良く暮らせる」と信じて疑わなかった点にはやや独善的な傲慢さが垣間見える。
そういった意味では、彼女もまた父の血を確かに受け継いだブリタニア皇族だったと言えるだろうか。
また、実は割と負けん気が強く頑固。
上記の通り自身の力不足を痛感しているためカレンにそのことで軽く罵られたことで頭に血が上った他、幼少時はルルーシュを巡ってナナリーともよく(微笑ましい程度に)喧嘩していた。
皇族、副総督というの立場になった現在でも、信じる道のためなら皇帝の掲げる方針に逆らおうとするくらいには気が強い。
コーネリアには幼い頃からはほぼシスコンといっていいレベルで愛情を注がれており、現在も関係は非常に良好。
公務中は立場を明確にするため厳しい言葉を向けられることもあるがなんだかんだで甘く、強情になったユフィにコーネリアが折れてしまうことも多い。
また、公務を離れれば二人でじゃれ合い、ピクチャードラマではコーネリアに生前のクロヴィスがデザインしたエラく破廉恥な水着を無理やり着せたりしている。
わずかではあるが
ナイトメアフレームに乗る場面が存在するので、皇族教育の一環としてか多少なりとも操縦技術は心得ている模様。
また、小型拳銃からマシンガンまで難なく扱っている事から、ある程度の手ほどきを受けていたらしい。
華奢な体つきだが体力はルルーシュよりもある……というか、ルルーシュがひ弱なだけか。
作中の動向
◇本編以前
皇歴2001年にブリタニア皇族の一人として誕生。
姉であるコーネリアの愛情を一身に受け育ち、歳の近いルルーシュやナナリーともアリエス宮などで遊んでおり、二人が日本へと送られ死亡したとの知らせには心を痛めている。
ちなみにルルーシュとは互いに初恋同士であったが、半分だけとはいえ血の繋がった兄妹という関係もあり淡い思い出に終わっている。
◇皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』)
学生の身分だったが中退し、副総督としてエリア11へとやって来る。
そして着任の直前、
枢木スザクと運命的な出会いを果たす。
彼の不器用で歪な生き方とそこに秘められた純粋さに触れ惹かれたユフィは、彼の冤罪の晴らしアッシュフォード学園への編入を取り計らうなど何かと気を回すようになる。
平和を願う志と理想を共にし、彼を自らの専任騎士へと任命。
周囲の差別意識やスザク自身の負い目もあって幾多の困難に直面するが、やがて主従関係を超えた確固たる絆で結ばれた無二のパートナーへ。
一時は父殺しの罪悪感で自分の命にすら絶望していたスザクに騎士の立場を返上すると言われてしまうが、自身のスザクに対する恋心を自覚し大胆な告白を実行。
再び曇ろうとしていたスザクの心にはじめて救いと希望をもたらし、改めて騎士として、かけがえいのない大切な存在として、想いを通じ合わせた。
一方、対峙したゼロの正体をルルーシュと看破し、7年ぶりの再会を果たす。
立場を違えてしまったものの、兄妹しての思い出と絆は残っていたため、ユフィは独自にルルーシュやナナリー、そしてスザクと共に歩める道を模索し始める。
そうして、全ての人が幸せに暮らせる世界を目指す第一歩として独立国家政策”行政特区日本”の設立を決意。
多少強引ではあったもののシュナイゼルのお墨付きもあって行政特区政策は軌道に乗り、20万人以上のイレヴンが参加する一大事業となった。
結果的に自分の反逆の道を奪われユフィに憎悪を向けルルーシュは、特区の式典会場で彼女をギアスで操り特区を崩壊させようとするが、特区成立の引き換えに皇位継承権を返上したことを告白したユフィの信念、そして純粋さを前に考えを改め、黒の騎士団としても協力を約束。
こうしてエリア11で続いた争乱は終わりを告げる……筈だった。
以下ネタバレ
ようやく『全ての人が幸せに暮らせる世界』が叶うと思った矢先……。
ルルーシュの史上最悪のうっかり(という名のギアス強制発動)によってユフィに「日本人を殺せ」というとんでもないギアスがかかってしまう。
ユフィはギアスの命令をに抵抗するがそれも叶わず、ルルーシュから奪ったニードルガンで特区に来ていた日本人を射殺。
更には止めようとしたダールトンにまで発砲したうえ、会場にいたブリタニア兵に命じて大量虐殺を実行してしまう。
この様子は世界中に中継されてしまい、行政特区日本は最悪の形で崩壊し、ユフィはブリタニア人からも軽蔑される極悪非道の”虐殺皇女”として歴史にその名を刻んでしまう。
もっとも、いくら皇女の命令とはいえスザクとダールトンを除くブリタニア兵士がユーフェミアの様子が明らかに不可解にも関わらず何の躊躇もなく殺戮に及んだ事が、
どれほど本心から特区計画に協力した者がいなかったかという事と、ブリタニア人大多数のナンバーズへの意識を浮き彫りにしていた。
大混戦の最中、KMFやマシンガンを使い一心不乱に虐殺を続けるユフィ。
もはや彼女を救うことも、事態を収拾することも出来ないと悟ったルルーシュは銃弾で彼女の体を撃ち抜いた。
直後スザクに救出され
アヴァロンの治療室に搬送されるが、致命傷を負った彼女の体にはブリタニアの医療も既に手遅れだった。
必死に自分の名を呼び手を握るスザクに対しユフィは薄れゆく意識の中で言葉を紡いだ。
「日本人の皆さんは喜んで……くれた?」
「学校……行ってね……私は、途中……やめちゃった……から……」
「私の分……まで……ね……」
「スザク……あなたに……逢え……て……」
それはギアスの呪縛さえも打ち破った、彼女自身の心からの想いだった。
こうしてただ平和な世界を望んでいた虐殺皇女は静かに息を引き取った。
スザクの優しい嘘によって、自分へ向けられる憎悪の叫びを知らぬままだった事だけが唯一の救いか……。
この殺戮劇は侵略上等なブリタニア帝国もさすがに大不祥事と捉えたらしく、ユーフェミアは皇籍抹消の上で処刑されたと公式には記録されている。
遺体がどのように供養されたかは不明だが、如何なる経緯を経てかエリア11には慰霊碑が建てられていた。
◇皇暦2018年(『R2』)
既に故人となっているが、未だ虐殺皇女の名は人々の中に鮮明に残っている。
彼女の死はコーネリアを始め多くの人々の心に傷を残しており、スザクのルルーシュに対する憎悪を抱かせ、両者の間に深い溝を作ることとなった。
ルルーシュもユフィを死に追いやったことはトラウマになっており、ナナリーが行政特区の再開を口にした際にはユフィの姿を思い出し戸惑いを見せている。
しかし彼女の願いは最終的に他の人々の願いと一つになり、ルルーシュやスザク、ニーナたちの協力を得て
実現することとなる。
本編外のユフィ
ビジュアルはアニメ版と殆ど変わらないが、やや超然とした性格になり、人々を虐げる暴力には最終手段として暴力を辞さない覚悟を持つ。
最終局面では第99代ブリタニア皇帝として黒の騎士団と共闘し、聖エデンバイタル教国に立ち向かった。
終戦後は公約通り全てのエリアを解放したが、支配圏の唐突な解放による小競り合いが頻発し、再びブリタニアへ向けられる敵意の矢面に立たされる。
ゲーム
みんなのトラウマを癒すかのように大半のルートで虐殺が回避され、行政特区日本を成功させ未来へ歩き出す大団円を迎える。
「私は、負けない……?みんなと、一緒に……?
スザク……、ルルーシュ……ッッ!!??
……殺したくない!!」
「ユフィ!!」
しかしシナリオ上、日本人虐殺は避けられず、そこで原作通り討たれる事に……
……と思いきや、再世篇ではルート次第で生存が発覚。
しかし生存させるなら、そもそも日本人虐殺自体を回避させろという声が多数。
「死んだ方がマシだったんじゃないか」とさえ言われる始末。
まぁ、復活があまりに唐突で伏線が全くないので批判されても仕方がない面はある。
それが原因ではないとは思うが、時獄篇では第一期がリストラされた事で発売前からある程度は予想されていたが、
ゼロレクイエムルートが正史となり、ユフィ死亡が確定してしまった。
お願いがあります。追記修正して頂けないでしょうか?
ダメですか? じゃあ、兵士の方々、皆殺しにしてください! 虐殺です!
- 悪い人ではなくむしろ善人だが現実見えてないところはある -- 名無しさん (2013-10-16 23:43:44)
- ↑だからこそルルーシュを負かしたよね。ギアス暴走しなかったらルルが折れて終わってたはずなのに -- 名無しさん (2013-10-16 23:47:54)
- 桐原翁 ご老体なのにあんなキリングフィールドから良く助かったな -- 松永さん (2013-10-17 01:02:54)
- ナイトメアのは「マトモな技量のある人が書き直したラクス」って感じだった。 -- 名無しさん (2013-10-17 01:10:08)
- ギアスにかかった状態のユフィとスザクが遭遇していたらもう悲劇しか思い浮かばない・・・ユフィは『日本人』を殺そうとするだろうし、スザクも殺されそうになって『生きる為に』ギアスが発動(この地点ではR2終盤みたいに制御出来ない)して、自分を殺そうとするユフィを逆に殺しかねない -- 名無しさん (2013-10-19 03:20:24)
- 頭の良い方ではないんだよな、良くも悪くも -- 名無しさん (2013-10-19 05:42:56)
- スパロボは、悲劇回避くらいまでやっちゃうとご都合主義っぽすぎるとも思うがなぁ・・・。いや、今更に近いんだろうけどそれをやるとスザクの暴走もなくなってR2のストーリー大幅に変わっちゃうし、ロックオンも生き残れなかったから仕方ないんじゃね? -- 名無しさん (2013-11-21 16:29:25)
- ギアス編以外は殆ど虐殺回避になるロスカラはマジで救いだったわ。ギアス上書きもわざわざ新規のムービーでやってたし。 -- 名無しさん (2014-03-04 18:38:55)
- 正直、初期はこんなに好きになるとは思っていなかった -- 名無しさん (2014-07-26 23:34:39)
- 上に同じく。電波でただただかわいいぶりっ子なお姫様だと思ってたのに、お転婆で頑張り屋な普通の女の子で、ここまで好きになるとは・・・。ルルーシュとスザクがほれたのも良くわかる。 -- 名無しさん (2014-08-08 23:43:27)
- 行政特区日本は……あの悪名高い「アパルトヘイト」と同じ結果になりかねない可能性が高い。 -- 名無しさん (2014-08-12 23:52:19)
- ↑多分なんやかんやでシュナイゼルに言いくるめられて終わりだったよね… -- 名無しさん (2014-08-29 22:57:18)
- 「せめて悲しみとともに」はぼろぼろ泣いたなぁ。ユフィの最期があんまりすぎて…… -- 名無しさん (2014-10-18 00:34:24)
- ↑×3 ルルーシュがユフィの構想を活かすかたちで策を講じる、と言ってたからそのままいけば結構うまく運営されてた可能性はかなり高かったろう -- 名無しさん (2014-10-30 16:43:57)
- ↑8 スパロボは、しゃーなかったと思う。あの悲劇は偶然が理由で、あれまで事前に察知してたとか悲劇回避というよりご都合主義と言うしかないもの。被害者を最低限に減らした万丈の働きがベストだと思う -- 名無しさん (2015-02-05 21:44:34)
- ↑4シュナイゼルは差別主義じゃないしあの時の目的はエリア11の治安良くして遺跡の研究したいだけだからわざわざ虐げる方向に持っていく理由がないしシャルルももはや現実の政治なんてどうでもいいと思ってるしわざわざ邪魔する理由がない。邪魔するのは既得権益に寄生する貴族だけでそれはルルーシュが協力してくれればどうにかなるので問題ない。 -- 名無しさん (2015-11-18 02:14:10)
- ぶっちゃけ特区認めたのってレジスタンスや抵抗勢力から牙抜くのが目的だよね -- 名無しさん (2015-11-22 01:57:56)
- 2次創作では成長フラグ(現実を見る力や政治力を養いつつ)を立てる事などして救済されているイメージ…。生まれた時代が悪かったとしか言いようがないよ本編は…。 -- 名無しさん (2016-03-25 12:56:03)
- いくら皇女の命令とはいえスザクとダールトンを除くブリタニア兵士がユーフェミアの様子が明らかに不可解にも関わらず何の躊躇もなく殺戮に及んだ事が→そんな連中をギアスにかかる前からロクに言い聞かせず動員した特区に日本人を招いた時点で無実の汚名どころか結局ユフィも同罪なのでは…そりゃ確かに直接のきっかけはルルーシュだろうけど -- 名無しさん (2016-07-14 00:12:25)
- んな誰も得しない水掛け論にしかならん責任追及ノーセンキュー -- 名無しさん (2016-07-14 00:26:16)
- 政策実行してもブリ人の心理を変えるのは難しい、それでも変えていこうとしていた矢先だったのにな。ギアスをかけたルルーシュが元凶なのは話すまでもないことだと思っていた。あの原因をルルーシュ以外にもあったと思う奴の気が知れない -- 名無しさん (2016-07-24 00:33:50)
- そもそも「日本人を虐殺しろ」なんて冗談でも言っていい言葉じゃないぞ。ルルーシュも結局ブリタニア人だったってことか -- 名無しさん (2016-07-24 01:15:04)
- そりゃそうだ。あいつ別に日本に愛着なんてかけらもねえもん -- 名無しさん (2016-07-24 01:17:22)
- あり得ないことを上げてブラックジョークのつもりだったんだろうけど、それを冗談で言える神経に気分悪くなったのはあるな… -- 名無しさん (2016-07-26 08:36:53)
- ナイトメアユフィはとてもよかったよなぁ。 -- 名無しさん (2016-08-14 09:16:28)
- 俺のハドロンブラスターを突っ込みたい -- 名無しさん (2016-08-14 10:31:34)
- 作り手もやりすぎたって思ってるのが良くわかるw -- 名無しさん (2016-08-14 15:51:01)
- 確かに虐殺の元凶がルルーシュであることは間違いない。だが、実際に虐殺を実行したブリタニア軍人が悪いという事も忘れないでほしい。だってあいつら普段はユフィの命令なんざ一切聞かない癖に「虐殺DEATH!」て命令が下った瞬間待ってましたとばかりに虐殺開始するからねwその証拠にブリタニア軍人のスザクですら殺そうとするし。 -- 名無しさん (2017-03-13 21:08:27)
- 「皇女」の命令なんだから単に従っただけじゃないの ゲットー壊滅作戦とか普通にやってるところを見るとブリタニア軍がナンバーズ虐殺に抵抗持つとも考えにくいし、命令を伝達してるだけだと思う。そういった骨の髄まで浸透してるブリタニアの主義を変えていきたいっていう思いのつまった政策だったから、そんなことはわかってる上で元凶はルルーシュってことを言ってるんだろう。ギアスを使ってきた者への自業自得でもあるが、ルルーシュがあんなことを言ったのが悪かった。一言二言多すぎるとかのレベルではなく、あの勝気な負けず嫌いの性格はとても病的といえる。 -- 名無しさん (2017-04-06 21:29:45)
- 別サイトでも争点になっていたが、危ういバランスの中に落ち着いていた状況が、皇女のイレギュラーな命令で『結果ああなった』が結論じゃないか。軍人としては正しい、人間としては疑問が残る、勝手な現場判断はグレーだから -- 名無しさん (2018-05-29 09:32:56)
- 実際行政特区が上手い事成立したとしてユフィが王位継承権なくしてる以上すごく危ういんだよね。生きてればそこらは成長で補えたとは思うけど。 -- 名無しさん (2018-05-29 10:35:59)