例えば
INTP:Ti Ne S Fe
がいたとする。
よく主機能、補助機能、第三機能、劣等機能を年齢を順に発達するみたいな捉え方をしているMBTI観が主流になっている気がするが前回までの議論で主機能さえ決まれば補助機能以下のダイナミクスは無意識に自動化されているというMBTI観を提唱した。
発達的な視点を否定するのならば、じゃぁ、赤ん坊にもMBTIダイナミクスってあるのっていう?問い掛けが出る。
赤ん坊にもあるだろう多分。
外界に興味を向ける赤ん坊(E)
内気な赤ん坊(I)
好き嫌いで判断する赤ん坊(F)
好き嫌いを無意識化に抑圧する赤ん坊(T)
見たまんまを知覚する赤ん坊(S)
大雑把に知覚する赤ん坊(N)
判断の根拠が内界の赤ん坊(P)
難しいのはJ持ちの赤ん坊がいるかどうかやねぇ。
Te Fe Si Ni持ちの赤ん坊。
家族の感情的な雰囲気に敏感に反応する赤ん坊(Fe)
自分の過去の事実記憶を知覚する赤ん坊(SI)
自分が持っている概念記憶を知覚する赤ん坊(Ni)
この中でTeだけは、それを持っている赤ん坊がいるか疑問に思ってしまうが、感情反応が薄い赤ん坊は間違いなく存在しているし、それでいてSi Ni的な知覚ができる赤ん坊もいるだろうから、多分Teを持つ赤ん坊もいるのだろう。
赤ん坊は言葉の概念がないわけだから、そもそも「思考」が出来るんだろうか?とか考えてしまう。
思考にも色々種類があって映像思考のような物もあるので、そこの合理的な繋がりを把握しているというのはあるのかもしれない。
まぁ、大多数の大抵の赤ん坊はFi持ちっぽいけど。
サヴァン症候群とか例に出せば、T系の赤ん坊にもいろいろ居ることが何となく見える。
見たまんまの風景を正確に記憶するサヴァンなんて、ISTJ:Si Te F NeのTe機能不全インザグリップが定常化した障害にも見える。
計算能力系サヴァンはISTP:Ti Se N FeのSe機能不全のTi過剰?
想像的絵画能力サヴァンはINTJ:Ni Te F SeのTe機能不全のNi過剰?
自分がINTP系だから思うが、頭の中で電子音がグルグル回ってしまう症状がある。
音楽再現系サヴァンはINTP:Ti Ne S FeもNe機能不全のTi過剰?
これらは内向思考型のインザグリップから抜け出せなくなった病気だと仮説を立てている。
あくまで仮説ですよ?
自閉圏がIXT系だとすればADHD圏はENX系だと考えるのが自然ですね。
Neが主機能でTiかFiの機能不全のインザグリップに陥っている赤ちゃんは、比較的想像しやすい赤ちゃんよね。
落ち着きがなくて衝動的な赤ちゃん。
じゃぁ、ENTJは?
理屈上はTe主機能のNi機能不全だよね。
Te系のインザグリップの特徴として怒りを爆発させると長引かないっていうのがあったと思う。
だから、T持ち主機能Si Ni Tiに比べて認知が偏っている状態が人生全体にわたるって事がないのかもしれない。
まぁ、ENTJの推定代表としてスティーブジョブズがいるが、本人の認知機能的な発達の遅れみたいのは無いよね多分。
発達障害と言われていて人の感情がわからないけど、サヴァン的な認知の偏りはなかったんじゃないの?って意味ね。
Te系のインザグリップの癇癪で周囲との軋轢が絶えなかったとはよく聞くが。
結論としては、発達とMBTIタイプダイナミクスを関連付けるのとは違う立場をとりたいですね。
前回記事までの考察も含めて考えると赤ん坊であろうと、小学生であろうと大人であろうと年寄りであろうとMBTIダイナミクスは理屈上成立しているという立場。