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免疫力アップでインフルエンザ予防


1.細胞を強くしてウイルスの進入を防ごう

細胞壁を強くし細菌の進入を防ぐには、主食・主菜・副菜をそろえて、さまざまな食品をバランスよくとることが大切です。

①免疫細胞の原料となるたんぱく質をしっかりとりましょう!

たんぱく質が不足すると、免疫細胞が減少して攻撃力が低下し、粘膜ガードが弱まって外敵が侵入しやすくなります。
たんぱく質を多く含む食品を朝食・昼食・夕食に分けて食べましょう。
肉(50~60g)
肉(50~60g)
魚(小1匹)
魚(小1匹)
大豆製品(豆腐1/4丁)
大豆製品
(豆腐1/4丁)
卵(1個)
卵(1個)
牛乳200ccまたは乳製品
牛乳(200cc)
または乳製品

②ウイルスの進入を防ぐためにビタミンAを!

免疫をうまく働かせるためにビタミンC・脂肪酸・ミネラルを! 積極的にとりましょう。
ミネラルとは・・・鉄・亜鉛・マグネシウム等
栄養素 多く含まれる食品
ビタミンA 動物性食品(レバー、あんこう肝、うなぎ、あなご 等)
植物性食品(モロヘイヤ、にんじん、春菊、ほうれん草、かぼちゃ等の緑黄色野菜)
ビタミンC 新鮮な野菜、くだもの
脂肪酸 たんぱく質といっしょに肉、魚、卵に入っています。
レバー、卵黄、いわしの丸干し、あさりの佃煮、ひじき 等
亜鉛 カキ、牛肉、卵黄、はまぐり 等
マグネシウム 玄米、納豆、カキ、ほうれん草、かつお、ごま 等

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2.腸内環境を整えて免疫力をアップしよう。

「腸の健康」は、「免疫力の維持」に役立ちます。
腸を健康に保つために、乳酸菌やビフィズス菌、食物繊維を積極的にとりましょう。

①発酵食品

発酵食品には乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれています。
キムチ
キムチ
ヨーグルト
ヨーグルト
納豆
納豆

②食物繊維

食物繊維には、水に溶けて体内の老廃物・有害物質を排出する働きのある水溶性のものと、便を増やし排出効果を高める働きのある不溶性のものがあります。
水溶性食物繊維を多く含む食品
海藻(ひじき)
海藻(ひじき)
海藻(昆布)
海藻(昆布)
こんにゃく
こんにゃく
野菜(おくら)
野菜(おくら)
不溶性食物繊維を多く含む食品
根菜(大根)
根菜(大根)
根菜(ごぼう)
根菜(ごぼう)
きのこ類(しいたけ)
きのこ類(しいたけ)
豆類(えんどう豆)
豆類(えんどう豆)
穀類(雑穀)
穀類(雑穀)

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3.免疫力を高めるためにファイトケミカルを積極的にとろう

野菜やくだものが持つ植物性化学成分(ファイトケミカル)は、活性酸素の害から細胞を守る「抗酸化作用」を発揮し、免疫力を高めます。下図を参考に食事にとり入れましょう。
 
デザイナーフーズ・ピラミッドの図
デザイナーフーズ・ピラミッドの図
出展:アメリカ国立がん研究所~がん予防効果が期待できる40種類の食品~より

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4.あったかメニューで免疫力を活性化させよう

体温が上がると免疫力が高まりますが、下がると低下します。

①血行促進作用食品を積極的にとりましょう

しょうが、にんにく、ねぎ、唐辛子、にら 等

②料理を冷めにくくする工夫をしましょう。

・片栗粉やでんぷんを使ってトロミをつける
・芋やかぼちゃをつぶしてトロミをつける
・スープに米を入れる 等

平野清美(行政栄養士協議会) 松本妙子(地域活動栄養士協議会)


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