【MBTI】内向型のメタ認知特性と自己変革

これから話す事は、内向型の方にとって自己変革のヒントになることかと思います。

外向型機能:Te(外向的思考) Fe(外向的感情) Se(外向的感覚) Ne(外向的直観)
内向型機能:Ti(内向的思考) Fi(内向的感情) Si(内向的感覚) Ni(内向的直観)

と心理機能は8つある。
このうち内向型の心理機能とメタ認知についての仮説を述べたい。

私のメインはINTP型です。
Tiメインです。
サブとしてINTJ型にも移動できるようにしています。
Niメインですね。
で、内観をしていてて思う仮説。

Tiメインの時は自分の思考に対するメタ認知能力が高い状態。
Tなので、思考の厳密性に対する追求のプロセスをメタ認知しているわけですね。
Niメインの時は認知心理学用語でいうスキーマに対するメタ認知能力が高い状態。
スキーマとはいわゆるトップダウン処理と呼ばれている物。
データ群の記憶を全体論的な視点から概念化したものですね。
例えばいろんな空の視覚情報が大量にインプットされた時に、「空」という概念が全体論的なイメージとしてぼんやりと自分の中で浮かび上がるようになる。
このぼんやりのイメージの構成群をメタ認知している状態。

逆にSiはボトムアップ処理の点データに対するメタ認知だと推測しています。
空の全体論的なイメージではなく、個別の空の認識に対するメタ認知ですね。

Fiは文字通り自分の感情に対するメタ認知ですね。
自分独自の価値観だとか、周囲の感情とは差別化された自分の感情に対するメタ認知が行っている。。
恐らく、健全なFiユーザーはEQが高いと思いますが。

主機能が内向型であれば、自己に対する気づきの能力が高いという事だと思うので、Ti Fi Si Ni間の移動は比較的自分のコントロールの範囲化でできると考える。

問題は主機能が外向型の時で、そもそも意識が外に向いているのが定常化しているので、自分をコントロールしようという発想にはなりにくい。

Teは外界の正しさ、社会の論理、組織の論理に意識が集中している。
Feは集団の感情に意識が集中している。
Seは外界の刺激に意識が集中している
Neは外界の概念に意識が集中している。

補助機能と劣等機能の状態によるが、自己に対する気づきが弱い分自分のメイン主機能がそのまま固定化された状態を移動する事は内向型に比べて困難を伴うと思います。
裏返せばパーソナリティが固定化されやすいのでアイデンティティの統一とかではプラスの面があると思いますが(元々この世は外向型が有利な世の中だしね)

内向型はメタ認知に優れているので自己変革に強みがあると思います。つまり主機能が内向型である間は、あらゆる心理機能を使いこなすポテンシャルがあるという見方ができると思います。

内向型は自分が何に意識を向けるのか?に意識を向けてもらいたい。
Ti Fi Si Ni
のどれに意識配分をむけるか。
そして、そこに意識配分を向けるのが自然になるように生活習慣の変化などに自分自身に学習をかけていく。

それができれば、それぞれが主機能の状態を移動する事が可能になる。
やってみるとわかるけど、それぞれの主機能の世界の違いは本当に面白い。

何をメタ認知するか?の選択で、自分自身の能力そのものをコントロールできるという事なのですよ。

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