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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]根岸S ノヴァ、ダイナミックなフォームで先着

2019年1月24日 紙面から

 今週の3重賞出走予定馬が23日、東西トレセンで追われた。「第33回根岸S」(GIII・27日・東京・ダート1400メートル)組では、サンライズノヴァが栗東坂路で併せ馬をし、力強い走りで先着した。東京ダート1400メートルは4戦4連対と堅実で、GIへ向け、期待のかかる前哨戦となる。「第24回シルクロードS」(GIII・27日・京都・芝1200メートル)組ではダノンスマッシュが栗東坂路で余裕ある動きを見せた。重賞連勝へ仕上がりは上々だ。「第56回愛知杯」(GIII・26日・中京・芝2000メートル)組ではウラヌスチャームが美浦Wで併せ馬をして先着、重賞初制覇へ元気の良さをアピールした。

 回転の速いダイナミックなフォームで、サンライズノヴァが栗東坂路を駆け上がる。僚馬インディチャンプ(4歳オープン)と併せ、直線鋭く伸びて1馬身先着した。モニター画面に映し出されたタイム(4F52秒8-12秒1)を見ながら、音無師は満足そうにうなずいた。

 「これだけ動けばいいんじゃないの。時計的にもいい。パートナーは馬なりのままだったけど、あまり仕上げ過ぎてもよくないからね。東京競馬場への輸送もあるしね」

 前走のチャンピオンズCは5番人気で6着。GIの壁にぶつかった感じだが、「中京の乾いたダートが合わなかったようだ。それに前残りの競馬になってしまって、後ろから行く馬には展開が厳しかった」と、トレーナーは敗因を分析している。

 そう、同馬にとって直線の長い東京ダート替わりは大歓迎。昨年のこのレースは惜しくも鼻差の2着に敗れたものの、【6302】の好成績。全7勝中の6勝を東京で挙げている。

 「末脚勝負のこの馬に東京コースは合っているね。それに相性のいい戸崎が乗ってくれるのも心強いよ。今回の条件はぴったり」と、師は自信たっぷりに言い切った。

 あくまでも狙いは次走のフェブラリーSでGIのタイトルを手中にすること。胸を張ってGIへ向かうためにも、前哨戦のこのレースを落とすわけにはいかない。自慢の末脚勝負で、完璧に他馬をねじ伏せる。 (花岡敦史)

 

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