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【プロ野球】

気合空回り!?コイの長野 入団会見でカミカミやり直し

2019年1月24日 紙面から

 巨人にFA移籍した丸の人的補償で広島に新加入した長野久義外野手(34)が23日、マツダスタジアムで入団会見に臨み、新調した真っ赤なネクタイで登場。冒頭のあいさつを“かんで”やり直し、爆笑をさらった。また練習嫌いというイメージを否定、カープの伝統である猛練習に身を投じる覚悟を示した。

 まさかの展開にズッコケた。独特の緊張感からだろうか。長野は「このたび、カープ球団にお世話になっ…ることになりました長野です」とかみかみ。腰を下ろそうとしたところで「すみません、かんだのでもう一回、いいですか? 最初からお願いします」とテイク2を懇願。登壇のシーンからやり直して爆笑をさらうと、無数のフラッシュを浴びて所信表明した。

 「キャンプでいい調整をして、レギュラー争いを勝ち抜いて、開幕戦からしっかり試合に出られるように頑張りたいと思います」

 真っ赤なネクタイが決意の表れだ。普段は黒や白、グレーなどシンプルな色を好むというが「この前買いました。買ってるときに『あいつネクタイ買ってるよ』と思われたんですよ」と照れ笑い。「(赤は)初めてつけた」とまずは外見からカープ色に染まった。

 新しい背番号5のユニホームに袖を通し、心も燃えている。2度の入団拒否を経て巨人に入団。そうした経緯や人的補償での加入を心配する声に「不思議とそういうのは全然なかった」とすがすがしい表情で言った。

 古巣・巨人とは、3月29日の開幕戦でいきなり激突。「すごく楽しみです」と注目の一戦を心待ちにする。また練習嫌いといううわさを吹き飛ばした。「練習はできます。練習しないと言われていますが、誤解が多いので」と否定。カープ伝統の猛練習も歓迎した。

 「若い選手が多いですし、打撃の強いチーム。その中に入って僕もまだまだ学ぶことが多い」。前向きな言葉を並べた鯉のチョーさんが、鯉党の心をわしづかみにした。(杉原史恭)

 

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