即戦力の期待がかかる右腕がギアを一つ上げた。中日のドラフト3位・勝野昌慶投手(21)=三菱重工名古屋=が23日、プロ入り後初めて捕手を座らせて投球練習。「キャッチボールでしっくりきていたので座ってもらいました。指にかかるようになってきた」と自信をのぞかせた。
4度目のブルペンは直球のみで28球、回を重ねるごとに状態は上がってきた。上ずる球もほとんどなくなり「自信を持って投げられている。想像していたよりも良かった」と表情は明るい。
春季キャンプの1軍スタートが決まり、より開幕1軍への思いは強まった。
「周りのペースに惑わされないように」と慎重な姿勢を示しながらも「他の選手には負けたくない」。右肩上がりで沖縄に入る。 (高橋雅人)