鬼の居ぬ間ならぬ、主力組の居ぬ間に1軍定着だ。中日の遠藤一星外野手(29)が23日、ナゴヤ球場での自主トレを再開。大島、平田が2軍でのキャンプを選んだこともあって、1軍スタートとなった5年目は「誰にもチャンスはあると思う。開幕までアピールしたい」と意気込んだ。
5日から22日まで、大島らとともに大阪で自主トレしていた遠藤はこの日、選手会合同自主トレとは別に同じ“大島組”の高橋と汗を流した。「ゲームが入ってくるので、仕上がりを早くと思って動いてきた。順調にきていると思います」。今年は2月3、4日に紅白戦が組まれているため、自主トレ中盤の13日くらいから打つ量を増やしたと言う。1軍に定着するにはとにもかくにも結果が必要。「全ての面で勝負です」と臨戦態勢は整いつつある。
昨年末に浅草の浅草寺で1年を振り返る意味でおみくじを引いたら、たった2試合の出場に終わったシーズンを象徴するかのように凶が出た。元日に名古屋の熱田神宮で引くと、今度は大吉だった。仕事の欄には『願いがかなう』とも。縁起はいい。今年は虎視眈々(たんたん)とチャンスをうかがっている。 (島田明)