根尾、キャンプ２軍スタート濃厚　右ふくらはぎ肉離れで練習中止

　中日のドラフト１位・根尾昂内野手（１８）＝大阪桐蔭高＝が２３日、ナゴヤ球場での選手会合同自主トレで下半身の強い張りを訴えて練習を取りやめた。名古屋市内の病院で精密検査を受け、右ふくらはぎの肉離れと診断されたもよう。２４日からは別メニュー調整となり、本隊合流まで２週間はかかるとみられる。沖縄・北谷での１軍スタートが決まっていた２月１日からの春季キャンプは、２軍の読谷スタートが濃厚となった。

　ショッキングで残念すぎる出来事がナゴヤ球場で起こった。あの根尾が消えた。選手会合同自主トレ第３クール初日、屋内練習場でのフリー打撃に向かうはずのスーパールーキーがいない。その数時間後、右足を引きずるようにタクシーに乗り込んでいた。

　午前１０時からアップを始め、今回の合同自主トレで初めて行ったベースランニングもこなした。その後、ノックも受けていたが…。どうやらベースランニングのときに異変を感じていたようす。ノックを終えて下半身の強い張りを訴えると、大事を取って名古屋市内の病院での精密検査に向かった。昇竜館に戻ってきたのは午後６時半。球団から診断結果は公表されなかったが、右ふくらはぎの肉離れだったようだ。

　「寒さやスパイクを履いての初めてのベースランニングというのが影響したかもしれない」と球団関係者が力なく説明した。肉離れといえば、一般的に再発が怖いけがだけに、リハビリは慎重に慎重を期す必要がある。一定期間は安静にしなければならない。根尾の具体的なプランは不明とはいえ、２４日からの別メニューが確実。通常メニューをこなす本隊への復帰は２週間はかかるとみられる。