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【サッカー】

北川任せろ1トップ 代表初ゴール決める! あすベトナム戦

2019年1月23日 紙面から

 【シャルジャ(アラブ首長国連邦)松岡祐司】サッカーのアジア杯で2大会ぶり最多5度目の優勝を目指す日本は、24日午後5時(日本時間同10時)からベトナムとの準々決勝に臨む。武藤が出場停止、大迫が故障明けのため、FW北川航也(22)=清水=が1トップで先発出場する可能性が浮上。「チームが勝つためにゴールが求められる」と劇弾を予告した。チームは22日、控え組11人が約1時間半、当地でトレーニング後、試合会場のドバイへ移動した。

 表情は穏やかだったが、言葉からはストライカーとしての悲壮感が自然とあふれ出た。

 「フォワードである以上、得点が求められてくる。それ以外のところでいい動きをしていても、数字で残らなければ意味がない。得点にこだわりながら、チームのためにプレーできればと思う」

 1次リーグ全3試合に加え、決勝トーナメント1回戦・サウジ戦も途中出場した。1トップ、トップ下を務める万能タイプで、清水の大先輩・岡崎慎司(レスター)の薫陶を受け、攻守での貢献度は高い。森保監督にプレーそのものを高く評価、重宝されている。

 ただ、北川は「まだまだなところがたくさんある」。鬱憤(うっぷん)にも似た感情をため込んでいるのは、デビューから7試合で無得点という現実を重く受け止めているからこそ。ストライカーの習性を隠さず、「ゴールを目指さないと、意味がなくなってしまう」とまで言った。

 準々決勝・ベトナム戦はサウジ戦から中2日で、武藤は累積警告で出場停止。大迫が調子を上げてきているとは言え、故障明けで未知数だ。向けられている期待を、北川は真正面から受け止めている。

 「得点への思いは強くある。代表に選ばれるだけじゃなく、結果を残して、また成長していきたい。90分間の中で存在感を出せるように」

 アジア杯ですでにゴールを挙げた堂安、冨安の20歳コンビに負けてはいられない。22歳のエース候補が、逆襲の号砲を打ち上げる。

 

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