江夏豊が“甲子園のツタ”に別れを告げに来た。ツタがからむマンモススタンドで、縦ジマのユニホームに身を包んだのが18年前。やはり“阪神の江夏”で海の向こう側へ行きたかった。その思い出の球場へやってくる前-東京で引退式があって大阪ではないのはおかしい-と“大阪版・引退式”が23日早朝、大阪で行われた。朝日放送ラジオおはようパーソナリティー「翔べ!江夏豊 米大リーグ壮行会」がそれで阪神時代の旧友・藤田平、藤井栄治両氏もスタジオに駆けつけ前途を祝った。江夏も「もう何の思いも残すことなくアメリカへ行ける」と目頭を熱くした。