是枝裕和監督の映画『万引き家族』米アカデミー賞外国語映画賞にノミネート(Ç)2018『万引き家族』 製作委員会 © Oricon NewS Inc. 提供 是枝裕和監督の映画『万引き家族』米アカデミー賞外国語映画賞にノミネート(Ç)2018『万引き家族』 製作委員会

 米ロサンゼルスの現地時間で22日未明(日本時間同日夜)、『第91回米国アカデミー賞』のノミネーションが行われ、是枝裕和監督の映画『万引き家族』(英題:Shoplifters)が外国語映画部門に選出された。授賞式は現地時間2月24日夕方(日本時間25日午前)に行なわれる。外国語映画部門へのノミネートは、2008年滝田洋二郎監督の『おくりびと』(外国語映画賞受賞)以来となる。

 同映画は、東京の下町に暮らす、平凡で貧しい家族の物語。一見どこにでもいそうな彼らは、「犯罪」で生計をたて、ひっそりと暮らしていた。「犯罪」でしかつながれなかった彼らの、不完全だけれど愛すべき「家族のかたち」が描かれた。

 日雇い仕事の父・治役にリリーフランキー。祖母・初枝役に昨年9月に亡くなった樹木希林さん、妻・信代役に安藤サクラ、その妹・亜紀役に松岡茉優。オーディションで選出された息子・祥太役の城桧吏、一家が面倒を見ることになる少女・じゅり役の佐々木みゆの好演も話題になった。ほかに、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、片山萌美、柄本明、高良健吾、池脇千鶴などが出演している。

 昨年5月、『第71回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門への正式出品され、最高賞にあたるパルムドールを受賞。米アカデミー賞の前哨戦と言われる『第76回ゴールデン・グローブ賞』外国語映画賞にノミネートされたほか、今年1月には『第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞』で外国語映画賞受賞、カリフォルニア州パームスプリングスで開催された『パームスプリングス映画祭』でも外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を受賞し、米アカデミー賞の最終ノミネーション発表前の候補リスト9本に残っていた。

 今回のアカデミー賞には、長編アニメーション部門で細田守監督の『未来のミライ』もノミネートされた。

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