薄毛に悩んでいる人ならだれもが聞いたことがあるであろう”AGA“。
AGAは”Androgenetic Alopecia“の略で”男性型脱毛症“という意味があります。
現在日本で薄毛の症状に悩んでいる成人男性は3人に1人と言われていて、その中でも最も多い脱毛症がAGAなんです。

そんなAGAが原因でずっと薄毛にコンプレックスを抱き続け、様々な治療法を試したけど全く意味がなかったという方は多数います。

飲み薬、発毛剤や育毛剤、育毛サロン、増毛、カツラ、エクステ…薄毛治療にも様々なものがありますが、それらの治療方法で”自分の髪の毛が生える“ことはほとんどありません。
少しでも毛が生えているのであれば、効果を得られる可能性はあるかもしれませんが、それも一時的なもの。自分の髪の毛が生えてくる可能性はほぼゼロにもかかわらず、永久に治療を続けなければならないのです。

薄毛治療や薄毛対策には、様々な種類があります。
中でも最近有名なのが”AGAクリニック“などで行われる投薬治療です。CMや電車の吊り広告などでよく見かけますよね。しかし、実は投薬治療で髪の毛が生えることはほとんどないということ、ご存知でしたか？　髪の毛の後退を防ぐという手段としては有効ですが、“生やす”という点では目に見えた効果は得にくいんです。特におでこの生え際は薬が効かないと言われている部分なので、生え際でも生えるといった宣伝をしているAGAクリニックには要注意。

また、育毛サロンなどで行われる頭皮マッサージなどは薄毛治療効果としては医学的根拠がありません。男性ホルモンによって起こるAGAは、温めたり刺激を与えたりしたところで根本的な治療にはならないのです。

他にも”増毛“と呼ばれる髪の毛の根元に人工毛を結びつけるものや、カツラやエクステなどがありますが、自分の髪の毛が生えることが無いのはもちろんのこと、定期的なメンテナンスや替えのものが必要だったりして、予想以上に時間とお金がかかってしまいます。

自分の髪の毛がもう一度、そして一生涯にわたり生え続ける薄毛治療法は、1つしかありません。
それが植毛治療です。現時点で唯一、自毛植毛だけが根本的な薄毛治療となっております。
無意味な治療でお金と時間をかけるより、たった1度の手術で一生自分の髪の毛が生えてくる植毛治療が最も良いのです。

植毛には自毛植毛と人工毛植毛の2種類があります。
しかし、人工毛植毛は頭皮に悪影響が及ぶ可能性があり、アメリカでは法律によって禁止されているほど危険視されています。合成繊維で作成した人工毛を体内に埋め込むわけですから、体が拒否反応を起こして皮膚トラブルを起こす可能性は充分にありますよね。
そのため、現在の植毛は自毛植毛がベストなんです。

そもそも自毛植毛とは、自身のAGAの進行が薄い部分（主に後頭部）の髪の毛を、気になる部分に移植する方法のこと。薄毛治療の中で唯一自分自身の髪が一生涯生えてくる治療法です。

そんな自毛植毛にはFUE法とFUT法の2種類があります。
FUE法は、直径１㎜ほどのパンチと呼ばれる機械で頭皮からグラフト（毛包）をくり抜いて採取し、薄毛が気になる箇所にホールやスリットを作り、移植していく方法のこと。
メスを使わず、術後の縫合も無いので、術後の痛みが軽く、傷跡も目立ちにくいのが特徴です。
FUT法は、メスで後頭部の皮膚を帯状に切開して、グラフト単位に株分けしてから移植していく方法。
移植方法はFUE法と同様ですが、術後の痛みや、生涯にわたって目立つ傷跡などの問題があります。

FUE法とFUT法を比較すると、FUE法のほうが圧倒的に患者の身体的・心理的負担が少なくて済みます。FUT法では怪我や火傷、手術などによって起こる瘢痕性脱毛症の治療などにおいて、傷痕を治すために後頭部に別の傷跡を残すことになってしまうので、本末転倒になってしまいます。

自毛植毛の手術はFUE法を扱っている場所で受けるようにしましょう。

FUE法を受けられる場所は主に植毛専門クリニックと美容整形外科となります。
上記にも述べた通り、FUE法は非常に繊細な方法です。
いくら機器の性能が良くても、手術経験豊富な熟練した医師の繊細な技術がなければ、FUE法を行うことは不可能。

最近ではロボットでドナー採取を行うクリニックもありますが、ロボットの行う繊細な作業には限界があります。
株を傷つけた挙句、移植後も定着せずに傷跡だけが多く残ってしまった人も多くいるんです。
少しの感触の差で採取する株を見極めるには、医師の手によってが行われる手術のほうが確実に安全で、仕上がりの良い治療を受けられます。

また、植毛専門クリニックと謳いつつ、他の診療科（皮膚科など）があるクリニックは、植毛の治療に専念できておらず、医師の熟練度や経験値が積み上がりにくいことが考えられますので避けたほうが良いでしょう。

薄毛の悩みは患者によって様々なので、どんな悩みにも答えられるような知識と技術、そして経験豊富な医師がいることが大切です。
そのため、FUE法を受けるには植毛専門のクリニックを選びましょう。