トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート・競輪 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート・競輪】

[ボート]峰がイン逃げV 芦屋周年3連覇 芦屋GI全日本王座決定戦

2019年1月21日 紙面から

3連覇を果たしポーズを決める峰竜太=芦屋で(山口楊平撮影)

写真

 福岡県・芦屋ボートの開設66周年記念GI「全日本王座決定戦」は20日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、昨年のグランプリを制した1号艇の峰竜太(33)=佐賀=がインからコンマ02のトップSで逃げを決め、芦屋周年3連覇を達成。GIは昨年9月・多摩川周年以来通算9回目の優勝で、賞金900万円を獲得した。2着は最内差しで続いた篠崎仁志、2周2Mで松尾拓をさばいた岡崎恭裕が逆転で3着に入った。

 今年も“峰劇場”で幕を開けた。豪華メンバーがズラリと並んだ優勝戦。峰がその強さをまざまざと見せつけた。1M、岡崎が奇襲の強ツケマイも「頭の中に外(まくり)もあると思っていた」と、慌てず騒がず内艇の差しにも警戒しながらフルターン。圧倒的な逃げだった。「3連覇するために芦屋に来た。今節は本当にエンジンが良かった。(優勝した)過去2大会よりも出ていた」。気力、機力とも他艇が付け入る隙はなかった。

 有言実行は水面の上だけではない。2日目のドリーム戦インタビューでのこと。1R前だったこともあって、場内ホールのファンはまばら。「朝が早かったのもあるけど、ちょっと少なかった。だから僕がいい成績を取って、最終日にはホールをいっぱいにしてみせますから」。その言葉通り、最終日の場内は入りきれないほど多くのファンが殺到。人気、実力ともナンバーワンを証明してみせた。

 GI開幕戦を制したことで、早くも賞金レースを引っ張る立場になった。「GIでもSGでも、取れるタイトルは全部取りたい。今年も行けるところまで行きたい。芦屋は大好きなので2月の地区選も優勝したい」。目指すは2年連続での賞金王。峰の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ