ピッチで熱いバトルを繰り広げる選手に呼応するかのように、森保監督は微妙な判定には両手を広げ、大声を張り上げた。
「タフで厳しい戦いになると覚悟していた」(森保監督)という難敵に苦戦を強いられ、1-0の辛勝。「ノックアウトステージでは勝つことが大事。その中で、アジアトップクラスの強敵に選手たちが粘り強く、タフに戦ってくれて、無失点に抑えて勝つことができて良かった」。多くの時間でボールを支配されながらも、攻撃力の高いサウジを完封した粘り強い守備に、指揮官は賛辞を惜しまなかった。
これで、前回大会に涙をのんだ準々決勝へと駒を進めた。次戦に向け「ベトナムは堅い守備から速い攻撃を仕掛けてくる。(日本は)攻撃の部分で我慢強く、忍耐強くボールを動かし、崩すことを考えないといけないが、攻撃だけを考えず、無失点で抑えるようにできればいい」と一戦必勝を強調した。