18年の新車販売、2年連続増=軽がけん引

軽自動車や普通車の販売台数はプラスだった一方、小型車はマイナスでした。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が7日発表した2018年の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年比0.7%増の527万2067台と2年連続で前年を上回った。全体の3分の1以上を占める軽が新型車効果などで4.4%伸び、過去5番目となる高水準を記録した。

 軽以外の普通・小型車は、1.3%減の334万7943台と3年ぶりにマイナスに転じた。サイズや排気量が大きい3ナンバー規格の車種が増え、普通車は2.2%のプラスだったものの、目玉車種の投入が乏しかった小型車は5.9%減と大きく落ち込んだ。自販連によると、「スポーツ用多目的車(SUV)が好調で、普通車が増えている」という。一方、輸入車は2年連続で30万台を超えた。

 軽は192万4124台と2年連続で増加した。安全運転支援機能の標準装備が進んだことや、車内空間を有効に活用したモデルが子育て世代を中心に浸透した。

 メーカー別では、トヨタ自動車と検査不正問題が相次ぐSUBARU(スバル)を除く6社がプラス。日産自動車は前年の検査不正に伴う生産減の反動もあり、4.2%伸びた。

 同時に発表した18年12月の国内新車販売台数は、前年同月比1.7%減と3カ月ぶりのマイナス。トヨタの10.5%減など4社が前年同月を下回った。

【了】

Writer: 時事通信

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コメント

1件のコメント

  1. 台数稼ぎのレンタカーや自社登録、リース、これら省いて所有権に絞り込んだ数字なんて恐ろしくて公表できまいな
    車なんて基本は買う意欲の乏しいところに優遇税制の悪魔の囁きだからね~