中日の亀沢恭平内野手(30)が21日、根尾の入団による内野争奪戦にも平常心を強調した。
「毎年が争いなので、自分の事をしっかりやるだけ」。この日はナゴヤ球場での合同自主トレ合流2日目。年明け4日から佐賀県と宮崎県で巨人・立岡らとともに自主トレを行ってきた。それだけに、体の仕上がりに関して不安はない。
手応えもある。昨秋キャンプから取り組むバットを少し寝かせて構える新打撃フォームは完成間近。屋内練習場でのフリー打撃では、中堅方向に鋭い打球を連発した。「打球の質が変わってきていると思うし、前の打ち方に戻そうとは思っていないし、もっと進化させていきたい」。
打撃フォーム変更のきっかけは昨年、一昨年とシーズン打率が2割8分台にとどまったことが要因。「3割に乗っても最終的に届かなかった。3割打つためには、と考えて」。根尾の加入で一塁のビシエド以外は、ポジション争いは激化。中日移籍5年目を迎える今季は、新打撃フォームでキャリアハイの数字を目指す。