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2019年1月22日 紙面から
昨春キャンプ、多くのファンから注目を集める中、笑顔でベースランニングする松坂=北谷球場で(小沢徹撮影)
中日は21日、2月1日から始まる沖縄キャンプの1軍(北谷町)と2軍(読谷村)の振り分けを発表した。中日移籍2年目を迎える松坂大輔投手(38)は、首脳陣に志願して1軍スタートが決定。北谷で慣れ親しんだ背番号「18」をお披露目することになった。また、ドラフト3位の勝野昌慶投手(21)=三菱重工名古屋=が、1軍の北谷組に抜てきされた。
竜党を熱狂させるのは根尾だけじゃない。この日発表された1軍2軍の振り分けで、「松坂」の2文字は1軍の北谷組に記されていた。2年連続の1軍スタート。だが1年前とは状況も意味合いも変わってくる。
テスト入団から始まった昨季。まともな投球すら危ぶまれた中、徐々に居場所を切り開いた。結果はチーム2位タイの6勝(4敗)を挙げ、カムバック賞も受賞した。自らの手でつかんだ復活劇。さらなる飛躍に向け2軍でじっくり調整する選択肢もあった。しかし、首脳陣との面談で1軍スタートを志願した。
今季に向けて並々ならぬ決意が表れている。与田監督は中6日での登板を期待。昨季は、ほぼ10日以上の登板間隔を空けながらマウンドに上がる“特別待遇”だった。しかし、今季に向け「変に気を使わせることがないようにするのが一番。それは僕自身に懸かっていると思います」と意気込みを口に。さらに目標にも「昨年の倍以上」と12勝を掲げた。特別扱いを返上し、開幕入りの切符を懸ける若手、中堅たちの争いに身を投じる。
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