【ウルバーハンプトン(英国)原田公樹】サッカーのイングランド・プレミアリーグで、FW岡崎慎司(32)が所属するレスターは19日、敵地でのウルバーハンプトン戦に3-4で競り負け、公式戦3連敗となった。去就が注目される岡崎はベンチ外だった。日本代表DF吉田のサウサンプトンはホームでエバートンに2-1で勝利。同FW武藤のニューカッスルはホームでカーディフに3-0で快勝した。吉田、武藤とも代表活動でチームを離れている。
リーグ戦では今季初となる2戦連続ベンチ外となった岡崎=写真=について、レスターのピュエル監督は「前の試合はチーム内競争によるものだが、今日はけが。脚の付け根に少し痛みがある」と説明した。岡崎本人の移籍願望は強いが、指揮官は「戦力として考えている。練習でハードワークをしてほしい」とさらなる奮起を促した。
現実は厳しい。今季末までの契約で2部リーグのウェストブロミッジへ期限付きで移籍させた21歳MFを呼び戻して初先発させるなどチーム内競争は激化。負傷者でも出ない限り、岡崎の出番はもちろん、ベンチ入りすら難しい状況だ。
プレミアリーグの複数のクラブが岡崎に興味を示していると言われるが、現時点で具体的なオファーはない。事実上の“飼い殺し”が続くのか、新天地が待っているのか、冬の移籍市場が締まるまでの今後10日余で、岡崎の運命が決まる。