日本の醜さについて 都市とエゴイズム (幻冬舎新書) 新書 – 2018/5/30
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商品の説明
内容紹介
「京都の街は美しい」と、あなたは心から思いますか?
スクラップ・アンド・ビルドをくりかえす日本の街並から何が見えるのか。
『京都ぎらい』の著者による、言ってはいけない日本人論!
個人主義で自己主張の強い欧米人とくらべ、日本人は集団主義的で協調性があり、
「和をもって貴し」とする民族だと言われてきた。
しかし、ひとたび街に目をむければ、それはまちがいだと気づく。
利権まみれで雑多な東京。
くいだおれ太郎やかに道楽など人形だらけの大阪。
“千年の都"と称されながらスクラップ・アンド・ビルドをくりかえす京都。
ローマと東京、ヴェネツィアと大阪、フィレンツェと京都――街並をくらべると、
近代化と自由化をすすめ謳歌するあまり、無秩序とエゴにおおわれたのは欧米ではなく日本なのだ。
都市景観と歴史が物語る、真の日本人の精神とは?
【内容より】
本当は「和をもって貴し」じゃない日本人
●“千年の都"京都はスクラップ・アンド・ビルドの街
●靴をはいたまま、ベッドに横たわれるか
●カーネルおじさん、ペコちゃん、くいだおれ太郎……店頭におかれる人形の謎
●ラブホテルに見る日本人の幼児性
●手摺のないヴェネツィアと身投げの名所・道頓堀
●空襲に3年たえた東京、1日で休戦をきめたローマ
●大蔵官僚もおびえた将門公のたたり
●イタリア人建築家が「何でもあり」とあきれた東京の街並
●あまりにも無知な坂口安吾の「日本文化私観」を批判する
【もくじ】
第一章 日本人の協調性?
街の形を見くらべて/明治維新の建築革命/パリに出現したハイテク建築 ほか
第二章 靴をはいたまま、ベッドに横たわれるか
きえた応接間と虚栄心のゆくえ/パナホームのねらい/地権者の権利か、景観か ほか
第三章 ホテルにならない日本の城
ドイツの古城ホテル/大名の城はうばわれて/大阪城公園の西洋城郭風建築 ほか
第四章 カーネルおじさん、ペコちゃん、くいだおれ太郎……店頭におかれる人形の謎
カーネル人形誕生秘話/メイド・イン・ジャパンの人形作戦/カエルがおかれた理由 ほか
第五章 安全か景観か
糞だらけの街/歩道橋の意味するもの/「東洋のヴェネツィア」とよばれたころ ほか
第六章 スクラップ・アンド・ビルドの国
京都とフィレンツェを見くらべて/式年造替という美辞麗句/ひびまで忠実に ほか
第七章 東京の戦争、ローマの戦争
イタリアがうらやましい/無防備都市宣言/「こんどは、イタリアぬきでやろうな」 ほか
第八章 戦争と建築
このさい、ビルはたてるな/たったひとつの落雷で/大蔵官僚も将門にはおびえたか ほか
第九章 坂口安吾の「日本文化私観」を批判する
「フランスという国は不思議な国である」/知らないのなら、だまっていろ/坊主さえいれば寺はいらない? ほか
第十章 利権まみれの街
クール・ジャパンの一角に/ブルジョワ的な、あまりにブルジョワ的な/世界へはばたく日本の建築家 ほか
内容(「BOOK」データベースより)
個人主義で自己主張の強い欧米人とくらべ、日本人は集団主義的で協調性があり、「和をもって貴し」とする民族だと言われてきた。しかし、ひとたび街に目をむければ、それはまちがいだと気づく。利権まみれで雑多な東京。くいだおれ太郎やかに道楽など人形だらけの大阪。“千年の都”と称されながら破壊と建設をくりかえす京都。ローマと東京、ヴェネツィアと大阪、フィレンツェと京都―街並をくらべると、近代化と自由化をすすめ謳歌するあまり、無秩序とエゴにおおわれたのは欧米ではなく日本なのだ。都市景観と歴史が物語る、真の日本人の精神とは?
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