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【一般スポーツ】

アンカー服部が11人抜き 都道府県男子駅伝、愛知7位

2019年1月21日 紙面から

7区で11人抜きを魅せ、7位でゴールする愛知アンカー・服部=広島市内で(川北真三撮影)

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 愛知は女子に続くアベック優勝を逃したものの、アンカーの7区・服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が11人抜きの快走を見せ、2年ぶりに7位入賞した。2年ぶりの優勝を狙った長野は、2時間20分22秒で3位に食い込んだ。優勝は東北勢初Vとなった福島。群馬が過去最高の2位に入った。

 前半から飛ばした。18位でたすきを受けた愛知のアンカー・服部が5・2キロ地点を区間トップタイムで通過。「中高生がつないでくれたたすきをゴールに届けようと思って走った」。9キロ地点では区間4位までペースを落としたものの、最後に再びギアを上げる。

 順位を11位まで上げて、残り4キロ。目指すラインは見えてきた。8位以内の入賞。ここから4人を抜き去り、7位でゴールに飛び込んだ。

 「チームは優勝を狙っていたので満足できる結果ではないが、入賞圏外から入賞できたのはよかった」。区間2位の好走。トータル11人抜きでチームの期待に応えた。

 昨年12月の福岡国際マラソンで優勝。レース勘を養おうと、正月のニューイヤー駅伝にも出場した。5区で区間賞を取り、トヨタ自動車の3位に貢献。今大会も練習の一環に位置づける。「どんなレースにも対応できるようにと思って臨んだ」。連戦のため本調子とは程遠いと言うが、緊張感のあるレースで自分を追い込む機会となった。

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 「順位が悪い中でも、今の力を出し切って自分の走りができた。次につながるレースとなった」。9月に行われる東京五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)に向けて弾みをつけた。

 次に出場を予定するのは2月にある30キロロードの青梅マラソン。「青梅では勝ちきることが第一。タフなコースなのでしっかり調整して臨む」。MGCで五輪切符をつかむために、場数を踏みながら調子を上げていく。 (末松茂永)

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