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【プロ野球】

広島ドラ1・小園、田中広を超えた! 体力測定で両太もも筋力高数値

2019年1月21日 紙面から

体力測定で脚力を測定する広島・小園=広島大学病院で(飯室逸平撮影) 

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 広島のドラフト1位、小園海斗内野手(18)=報徳学園高=が20日、広島大学病院スポーツ医科学センターで体力測定に臨み、両太ももの筋力で高数値をはじき出した。

 新人恒例の体力測定で、注目ルーキーが大器の片りんを見せつけた。「きつかったけど、自分の全力を出せたので良かった」。太ももの筋力についてはこれまで、2014年に現在の正遊撃手・田中広が高い数値を出していたが、小園はそれを上回った。「うれしいです」としながらも「これを野球に生かしていきたい」と浮かれることなく受け止めた。

 高校時代からウエートトレーニングを取り入れ、下半身を鍛えてきた。トレーナーの話を参考にして、利き足となる右だけでなく、打撃時の軸足として重要な左もバランスを考慮した強化に取り組んだ。その地道なトレーニングの成果が結果となって表れた。

 同大学病院スポーツ医科学センターの坂光徹彦理学療法士は「筋力の左右がそろっているのがすごい」と舌を巻き「ケガしにくい。どっしりとしている」と類いまれな潜在能力を絶賛した。

 これまでも「大きなケガはしたことがない」という小園は「ずっと出られるように、ケガなく出られるように」と田中広のように全試合フルイニング出場することを目標に掲げる。強靱(きょうじん)な下半身をさらに鍛え、不動の遊撃をつかみ取る。

  (杉原史恭)

 

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