魔法科高校の比企谷八幡 作:天音 八
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ほのか「苦手なのに楽しみなんですね」
八「まあぶっちゃけHACHIMANですからすぐ終わると思いますが」
ほのか「ものすごいぶっちゃけですね」
モノリス・コードへの出場が決定し、現在作戦会議中
「比企谷ーおかわりー」
「あ、僕も少しいいかな」
「俺も幹比古と同じで頼む」
ではなかった。いや最初は作戦会議してたよ?でも途中西城の腹が鳴ったら全員飯はまだっていうじゃん?だから料理を作ったわけよ。そしたら
「八幡こっちもおかわり」
「ちょっと雫、食べすぎよ」
「八幡さんレシピを!!」
「あはは、深雪はぶれないね」
「比企谷君手伝いましょうか?」
と、いつの間にか大御所になってたんだよ。や、おかわりしてくれるってことは美味いってことだろ?そこは料理人冥利に尽きるけどさ、なんでこいつら入って来れんの?てかここに集まんなや
「おかわりぐらい自分でやれよ……あと柴田、手伝いはいらねぇから」
4人分のおかわりを運び、本題に移る
「んで作戦とかどうすんだ?」
「作戦という作戦はないな」
無いのかよ、じゃあなんで集まったんだよ
「フォーメーションだが比企谷がオフェンス、レオがディフェンス、幹比古が遊撃でどうだ?」
「ごくんっ。ディフェンス?それって何するんだ?」
「僕も。遊撃って?」
西城 吉田が自分の役割について司波に聞く。てか俺がオフェンスなのな
司波が説明をしているうちに食器を洗う。これ作ったやつじゃないから消せないんだよなぁ。でも皿洗いってなんか落ち着くから嫌いじゃない、むしろ好きだ
皿洗いが終わると話し合いも終わった様で司波以外全員が寛いでいた。いや帰れよ
「寛ぐなら帰れよお前ら」
「残念だったね、今から達也君がレオのCADを調整するからその相手をするのだよ」
「ここでやるのかよ……はあ」
パチンッと指を鳴らし影からポットとカップを取り出す
「ほーんと便利よねそれ」
「日常生活の必需品だからなこれ。司波、紅茶でいいか?」
「すまない、助かる」
カップに紅茶を注ぎ司波の前にある机に置く。ベッドに座り、影からvita を取り出す。これ持ってる人いねぇだろうなぁ
「比企谷君何をやっているんですか?」
そういって柴田が俺の隣に座った。やだこの子大胆!てか近いしめっちゃいい匂いするよこの子!
「……柴田近い。携帯ゲーm「何してるの?」」
もう何も言うまい。というか北山さん抱きつかないでくれます?あなた女の子でしょ?そんなことしちゃいけません!てかやめてください
『スネーク、応答しろスネーク、スネーク!』
あ、死んだ。ごめんスネーク、画面見てなかった。てか見れる状況じゃなかった
「あ、GAMEOVER」
「や、君達のせいだからね?全く、貸してあげるから離れなさい」
北山にvita を渡しすぐさま離れる。その速さはまさしく島風の如し
「離れろっていって八幡さんが離れるんですね……」
「しかも目で追えなかった……」
舐めんじゃねぇぞ(某戦闘民族の親父風)まあ超短距離じゃないとこの速さでないけどな
それからは各自で過ごした。勿論俺の部屋で、帰ってくれよマジで……
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夜中になりようやく全員帰った。もっと早くに帰ってくれよ
「さて、始めますか」
影の中に入り鎖とあるものを使う。なるべく早めに終わらせよう
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「……はぁ。働きたくねぇ、目立ちたくねぇ」
昨日のアレのこともあるし寝不足だ
「ため息つかないでよ、僕だって目立ちたくないさ」
「西城あっちに行け。そしたら俺は目立たない」
「んなっ!?俺だって目立ちたかねぇよ!」
大きな声を出したあと西城もため息を吐く。うん、まず目立ってるの『小通連』の所為だからね?
「比企谷はあの鎖じゃないんだな」
「使えるかわかんなかったからな、急遽コレを用意した」
トントンと首元を叩く。今回俺のCADは鎖ではなく首にあるチョーカーだ
「それって、『作った』ものじゃないよね?」
吉田が言っている『作った』というものは時間で消える魔法で作った、ということを言っているのだろう
「安心しろ。元々持っているものだ」
(まあ強ち『作った』というのは間違いじゃないけどな。作り変えただけで)
そんなことを考えていると試合の合図が鳴った
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「そろそろ第1試合が始まるわね」
「ああ。比企谷がどんな戦い方をするのか楽しみだ」
「十文字君はわかる?」
「さあな、テロの時は既に比企谷が行動したあとだった。どのようなことをするのかは皆目見当もつかん」
「あいつが堂々と勝負をするとは思えないな。お、始まったぞ」
モノリス・コードの第1試合、第一高校対第八高校の試合が始まった。そして五分と経たないうちに試合は終了した
「……え?」
次回、八幡が使った魔法が明らかに!
次回は少し長めに書きます