魔法科高校の比企谷八幡 作:天音 八
<< 前の話 次の話 >>
レオ「おい比企谷」
八幡「ZZZ」
エリカ「ちょっと比企谷」
八幡「( ˘ω˘)スヤァ」
ほのか「あの比企谷さん」
八幡「( ˘ω˘)スヤァ…」
深雪「比企谷さん」
八幡「( ˘ω˘)スヤァ……」
レオ「だぁぁぁぁなんで起きないんだよこいつ!?」
幹比古「すごいね彼、レオがこんなに騒いでも起きないなんて」
雫「仕方ない、荒事になるけどこれを使うしかない」
深雪「雫?一体何をするの?」
雫「みんな離れて。……離れたね、3、2、1」
雫「ぴょーん」
八幡「( ゚∀゚)・;'.、グハッ!!」
雫以外「「「「雫(北山さん)!?」」」」」
八幡「('、3)_ヽ)_」
ほのか「雫!比企谷さん息してないよ!?」
レオ「嘘だろ!?比企谷!比企谷ぁぁぁ!」
____________________________________________________________
八幡「っは!はぁはぁ、な、なんだ夢か。……妙にリアルな夢だったな」
体調2mを超える猪に突進される夢を見た。何故そんな夢を見たのかわからないが夢でよかった、てか腹いてぇ
八幡「はぁ、マッカンでもうお!」
ベットから出ると正座をしている西城、千葉、北山、柴田、光井、吉田、司波兄妹がいた。てかなんでいるんだよこいつら、あと何故に正座?
八幡「な、何やってんだよお前ら」
レオ「比企谷!よかった目が覚めたんだな」
は?起きるだろ普通
八幡「猪が腹に突進した悪夢も見たからな、起きるわ」
レオ「……それじゃあやるぞ」
八幡「やるって何をだよ、てかなんださっきの間は」
エリカ「せーの」
八幡以外「「「「「「ごめんなさい(すまんかった/すまなかった)」」」」」
こ、これは日本人なら誰でも知っている土下座!いやまてまてなんでこいつらが俺に土下座してんだよ訳わかんないしイミワカンナイ
深雪「比企谷さん。さっきの夢強ち間違いではありません」
達也「実はな……」
八幡「はぁ、だいたいわかった」
司波兄から正座している理由を聞いた。なんでも寝ている俺に北山がダイブしたらしい。そして少し俺の息が止まって焦ったが息を吹き返したから起きるまで正座していたと、ほむほむ
八幡「北山、俺はお前を怒らせるようなことをしたか?」
雫「してないよ。なんで?」
八幡「寝ている奴にダイブしたりやりたくないのに理由つけてやらせただろこれ、なんか怒ってる気しかしないんだよ」
雫「怒ったりしてないよ。むしろ比企谷さんが怒るところなんじゃ?」
俺か?
八幡「怒らねぇよ、なんせ怒ったことがないからな。てか怒り方を知らない。主に友人などがいなかったからな」
レオ、達也、幹比古、エリカ「「「「「比企谷……」」」
ほのか、雫、深雪、美月「「「「比企谷さん……」」」」
なんだろう周りの奴らから哀れみの目で見られている気がする……まぁ事実だし?一応俺も悪いのか?起きなかったから、あれ俺悪い?
八幡「謝る意味はわかった。で?お前らは何しに来たんだよ」
ほのか「えっとですね。発端は雫で」
八幡「ま、た、お、ま、え、か」
雫「(*´∀`*)」
八幡「おいなんだその顔」
ほのか「それで少しでもみんなのこと知れるように遊ぼうって話になりまして」
レオ「それでお前の部屋に来たって訳だ」
八幡「理由が飛びすぎだ。……拒否権は?」
達也「あると思うか?俺にもなかった」
八幡「デスヨネー」
知ってたよ拒否権なんてないって。あとお前もなんだな司波
こうして九校戦前日にもかかわらずわざわざ俺を起こしてゲーム大会が始まった……
エリカ「それじゃあ最後は、王様ゲーム」
美月「エリカちゃん、それは早すぎない?まだ他にもあるよ?」
エリカ「ふっふっふっ甘いよミキ、ストロベリーパフェより甘いよ」
かなり甘いぞそれ、ま、マッカンには勝てんがな
レオ「うおっそれかなり甘いだろ」
エリカ「夜更かしは肌に悪いの、つまりそういうこと」
レオ「お前らの都合かよ……」
終わるなら俺はなんでもいい、疲れた。麻雀とかオセロとか人生ゲームなどetc、疲れないわけがない
エリカ「それじゃ始めようか。みんなルールはいい?いいよね」
自問自答するなよ、まあわかるけど本で読んだし
八幡「千葉、始めるも何も道具はあるのか?」
美月「こちらに」
八幡「お、おう。だったら割り箸持つ役は俺にやらせてくれ」
エリカ「いいけど、なんで?」
八幡「……残り物には福がある」
エリカ「はっは〜ん神頼みと来たか、許してしんぜよう」
いや神頼みじゃないぞ。そもそも神なんて信じてないからな
雫「早くやろう」
北山の発言により各々が割り箸を掴む。あとわざわざベットを動かしてまでくつろぎたいのかこいつら
雫「せーのっ」
全員「王様だーれだ」
割り箸を引いていき一本俺に残る。数字は3だった
幹比古「王様は僕だね」
美月「吉田君、一体どんな命令するんでしょうか」
深雪「始めだから簡単なものだと思うけれど」
幹比古「うーん、それじゃあ2番と4番が握手で」
美月「4番は私です」
達也「2番は俺だ」
番号の者が名乗り握手をする。なんか握手が固く見えるのは気のせいか?
エリカ「順調順調。さ、2回目やるよ」
全員「王様だーれだ」
達也「俺だな。では1番がこれを食べる、だ」
そういって司波は王様げいむと書かれた袋からガムを取り出した。取り出したガムは食べるとかなりスースーすると言われているミント味だ。ちなみに鼻通りがよくなるらしい
レオ「げげっ!?俺じゃねーか!」
エリカ「あっはっはっ残念だったわねレオ」
レオ「うるせーよ!……あむっあ!?あ”あ”あ”ースースーするー!」
エリカ「あははははひーお腹痛い」
西城が悶え千葉が腹を抱えて笑う。まだ2回目だってのにカオスになって来てんぞ
深雪「エリカ3回目をやりましょう。せーの」
全員「王様だーれだ」
手元に残った割り箸をみる。割り箸には番号がなく代わりに王冠の絵が描かれていた
八幡「あ、俺王だ」
深雪「比企谷さんですか、大丈夫ですね」
何が?
エリカ「そうね、比企谷なら大丈夫ね」
だから何が?
エリカ「セクハラ系の命令」
八幡「するわけねぇだろ!ったく、そんじゃそんじゃまず7番挙手」
達也「俺だ」
八幡「司波か、丁度よかった。司波、これに入ってる映像を部屋の外で見てこい」
達也「わかった」
端末を司波に渡し部屋を出た。数分が司波が戻り口を開いた
達也「比企谷この映像は何処で?」
八幡「鎖。あれの1番下にカメラみたいなやつが付いていてな、そっからの映像が端末に入る」
達也「本人には見せないのか?」
八幡「見せるぞ九校戦の後に。あの人のせいでもあるからなスタッフに入れられたの」
達也「そうか」
深雪「お兄様どのような映像だったのですか?」
達也「秘密だ。比企谷、上映会でも開いたらどうだ?」
上映会か、いいかもなあの人の勇姿を見せるには
幹比古「話がまったくわからないね」
レオ「全くだ」
八幡「そんなに見たけりゃ王権でも使うんだな」
レオ「王権?」
八幡「王の権利。つまり命令権だ、西城には難しかったな」
レオ「うるせぇわかってんだよそんなこと!次やるぞ次」
八幡「へいへい」
王様ゲームが終わり現在の姿を見てみよう
西城 ストファイのリュウ+犬耳
千葉 チアガール+悪魔の尻尾
柴田 巴マミ(魔法少女ver)
吉田 某刀剣の衣装+天使の羽&翼
司波妹 巫女服(ミニ)
光井 ナース+狐耳&狐尾
司波兄 英雄王(pro)
北山 キリン一式+斬波刀
俺 特になし
八幡「これは酷い」
八幡以外「こっちのセリフだ(です)!」
エリカ「八幡なんて変わってないじゃない!」
八幡「知らん、お前らの運が無いだけだ」
千葉が俺を名前で呼ばれているのは何度目かは忘れたが光井の命令で名前で呼ぶことを全員命令されたからだ。逃げようとしてもイタチごっこ、諦めた。だが慣れない、呼ぶのも呼ばれるのも、なので善処しますで俺は許して貰えた
八幡「てか命令のほとんどがコスプレだったな。ツクルノタイヘンダッタ」
ほのか「すみません八幡さん。かなり無理をさせちゃったみたいで」
赤面しながら言ってもあまり効果ないですよ?
命令ででた衣装、それのほとんどが俺が魔法で作ったものである。作った数はいざ知れず2回ほど魔力切れを起こしたな。マッカンのストックなくなったぞ、あとで買いに行こ
雫「悪くない」
達也「ああ、よく似合ってるよ」
一方では妹を愛でまた一方では赤面しうずくまっている。何これカオス
時計を見ると11時。そして魔法発動から14分たった
八幡「お前ら」
部屋のノブに手をかけ振り返る
八幡「その服、あと1分ほどで消えるからな。現に袖とか見てみろ」
部屋からでて扉を閉める。一階に降りる階段へ向かう途中に部屋から女性の悲鳴が複数聞こえた。さ、マッカンマッカンと
これは、酷い!
何が酷いって?……なんだろう?
王様ゲームでのコスプレで達也は中の人、レオは似合いそうだから、幹比古も中の人で残りの方は友人の趣味だそうで……
次回から九校戦です