魔法科高校の比企谷八幡 作:天音 八
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テロ騒動を終わらせ現在生徒会室。あの後学校へ戻り七草先輩、渡辺先輩、小野先生からお叱りを受けた。なんで1人でそんな無茶をしたのかとかお前は死にたいのかとか色々と怒られた。激おこな先輩達をなだめるのに30分程かかり行動の理由などを話した。詠唱魔法のことを知らない人がほとんど、というか司波兄以外知らなかったため余計に時間がかかった。鎖の話はそれ以上の時間を必要とした。それは中条先輩のせいだ。あの人がオタクモードに入り構造は?素材は?どうやって動いているのかなどの数多くの質問責めにあい疲れた、働いているが今日ほど疲れたことはないぞ
「つ、疲れた…」
「自業自得だ、ほら」
「どもっす」
渡辺先輩に渡されたのは黄色が主体でMAXと書かれた缶コーヒー、そうマッカンだ。ひゃっほーこれで体力回復だぜー
「んくっんくっ、ぷはーこれであと30分は持つな」
「30分しか持たないのか…」
は?30分持つのなら上々だぞ、なんせ探知に魔力かなり持っていかれたからな
「それにしても不思議な鎖だな、巻きつかれると動かなくなるとは」
「俺も形ができればいいと思ってたんですがまさかここまで再現出来るなんて思ってませんでした」
まさか拘束まで出来るとは思わなんだ、おかげでエルキドゥを再現出来たわけだが
「なあ比企谷」
「?何でしょうか」
「何故お前はニ科なんだ?魔法といい成績といい七草からは聞いているが」
あの人どうして人の成績なんて知って……会長特権かそうでした
「何故も何も一科の合格ラインに届かなかったからですよ」
「十文字も気になったか」
「ああ、実際に見てはいないが比企谷は1人でテロリストを拘束した。これほどの実力があるのにも関わらずニ科だ、気にならない方がおかしいだろう」
無視ですかそうですか
「本人が言うにはサイオン消費量が一般に比べ3倍近く多いらしいがその分サイオンは多いといっている」
渡辺先輩と十文字先輩は俺がニ科だと気にくわないのだろうか何故ニ科なのかということについて話し始めた、いや話し合われても意味ないですよ?
「比企谷君!」
「うわっ!な、中条先輩ですか、どうしたんですか?」
意識を別の所に集中していたため中条先輩に気づかず驚いた、べ、別に小さいから見えなかったわけじゃないんだからね!
「あの鎖を調べさせてください!」
「別にいいですけど、壊さないでくださいね?」
「え、壊れるんですか?」
いや壊れねぇな、ヒビがはいった事すらないし大丈夫か……大丈夫だよね?
心配になりつつ鎖を出す。意外と重いため重力操作の魔法をかけて軽くする
「一応です。刃の部分は凄く鋭いので気をつけてくださいね」
「やったー!」
ジャンプして喜ぶ中条先輩。何この先輩可愛い
そして中条先輩は鎖に様々な機器を取り付け解析をしているようだ。この人ほんとに好きなんだなぁ
さて帰るか。次にお前らは唐突だなと言う!
「七草先輩この後店開けるので帰ります」
「気をつけてね、テロはないと思うけど用心に越したことはないから」
「襲ってきたら鎖使うので。では失礼します」
生徒会室を出て帰路につく。が案の定司波達に捕まり俺の店へ、なんでも打ち上げ?みたいなことをするとか
いや敵を倒したの俺だからね?
店に着き制服を着替え店を開ける、するとすぐさま10ぐらいの人が入ってきた。え、なんでこんなにまとめて入ってくんの?この店そんな人気なの?
「比企谷ー注文ー」
「店員さんこっちもー」
「注文お願いしまーす」
「こっちもお願いしまーす」
注文が殺到しすぐさま忙しくなる。稼ぎにはなるのだが、しまったな、ここまで忙しくなるなら開けなきゃよかった、疲れてるし
ちなみに今日の稼ぎは15000円になった。もともとが安いため大して稼いでないように思えるが1時間でこれは多いぞ
さて明日も一日頑張るか
今回投稿が遅くなった挙句短くてすみません。最近忙しくなり文を考えている時間がなくなっていました。次回はいつも通りの長さで投稿します
Fateのエルキドゥを基にした八幡のCAD。形を想像し魔法で創造したため物質、硬度などは不明。本体は1つだが魔法で複製しまとめて使うのが基本。ちなみに名付け親は佳奈恵さん